新学習指導要領案に関する社説一覧その2です。 080216 信濃毎日 新指導要領 子どもに目が届くのか 新しい学習指導要領の内容がほぼ固まった。教育基本法が変わって初の改定である。 学力低下の心配を背景に、理科や算数・数学の学習内容の前倒し、小学校での英語導入など、学ぶべき内容は増えている。授業数も増える。「ゆとり教育」からの転換だ。 あれもこれもと盛り込んだ結果、子どもたちの学習にきめ細かな目が届かなくならないか、心配だ。少人数学級の編成など、学ぶ環境を良くしなければ、できる子とできない子の差はさらに広がりかねない。 学習意欲が低いとされる、理科や算数・数学に力を入れたのが特徴の一つだ。5年生で台形の面積を復活させた。二次方程式の解の公式(数学)や、イオン、遺伝(理科)などを高校から中学校に移している。 小学校高学年では週1時間の外国語活動を導入する。英語でコミュニケーショ