日本の将来人口の予測は、あらゆる経済予測の前提となる大事なファクターです。 先日(2月21日)厚生労働省が発表した2005年の人口動態調査(速報)によれば、日本の人口は前年比4361人減少したことになっています。 もっとも、この速報値には、日本に住む外国人、外国に住む日本人の数も含まれており、日本に住む日本人の統計は、この六月に発表されることになっていますが、こちらは2万人程度減少することが予想されています。 これはもうすっかり知られたことですが、厚生労働省は当初、日本の人口が減少し始めるのは2007年からと予測していました。それが2年前倒しになったわけです。 とまあ、ここまでは新聞などにも報道されていましたから、皆さんも既に承知のことだと思います。 そこで今回は、新聞に出ていない人口統計の裏を読み込んでみたいと考えます。 先ず、2005年に日本に住む日本人の減少が約2万人なのに対して、日