S邸は この13年間に、R-2000住宅から準パッシブハウスへ、そして顕熱交から熱回収90%の全熱交+光触媒機能付きへ、更には動力空調から排熱ドライ空調へ、そしておまけに熱交換からデシカ換気+動力空調へ、と4回にも亘って果敢なトライを続けていただきました。 これだけのトライを自らの犠牲と責任でやって頂けた施主は、稀有。 日本が誇ってよい施主です。 しかし、中には回り道をしたトライもあります。 TOTOの便器開発に伴うこの数十年来の一貫したイノベーション・ポリシーに比べると、住宅用空調換気・除加湿のイノベーションついては メーカー側の一貫したポリシー不足が感じられます。 たしかにインバーターとかヒートポンプの技術開発では、日本は世界のトップを走っています。 しかし、除加湿と換気に関しては、必要以上のまわり道をしているという印象を拭いきれません。 それは、住宅というものを正しく理解していないと