ざっくりと気軽に大問題を投げかけていただき、ありがとうございます。飲み屋ならたっぷり5時間くらいはお話しできるご質問ですが、とりあえず「僕が将棋というゲームに感じている魅力」を中心にお答えします。 なお、将棋には、他の多くのゲームやスポーツと同じように、指す楽しみと見る楽しみがあり、この2つは微妙に異なります。僕は主にプロの将棋を見る方が好きなので、自分で指す方については割愛します。あらかじめご了承ください。 * 将棋は基本的に個人競技で、勝ち負けがハッキリしています。偶然の入り込む余地も極めて少ない。古風でアナログなイメージがありますが(対局者の思考過程を除いて)、曖昧なところは一切なく、指し手のすべてが明確に記録できる、オープンでデジタルなゲームです(※)。 ※この辺に興味がある方は「二人零和有限確定情報ゲーム」で検索してください。 記録可能ということは、その程度には単純化さ