「泣きっ面に蜂」とはこのことを指すのか…。不祥事が相次ぐ韓国の航空業界で、パイロットが相次いで退職し、中国の航空会社に引き抜かれているというのだ。 聯合ニュースによると、大韓航空の韓国人パイロットの退職者は2013年が26人、14年が27人で、今年は7月までで42人に上った。アシアナ航空も、13年が24人、14年が31人で、今年は7月までで29人に達した。 退職したパイロットは国内の別の航空会社に転職するケースもあるが、大部分は中国の航空会社に就職している。大韓で15年間機長を務めると年俸は手取りで1億5000万ウォン(約1500万円)前後になるが、中国の航空会社はいきなり2億ウォン以上の年俸で迎える。しかも、住宅や教育などの手当ても支給されることから、実に韓国の航空会社で働くより2倍以上も稼げるという。 ◇ 韓国の航空会社は最近、悪い話ばかりが続いている。大韓では、昨年12月に趙顕娥(チ