本連載では第一線のPerlハッカーが回替わりで執筆していきます。今回のハッカーはcharsbarこと石垣憲一さんで、テーマは困ったときの調べ方です。 検索エンジンを頼りづらいPerl Perlを使い始めて間もない人を悩ませる問題の一つに、複雑なデータ構造のデリファレンスや、配列・ハッシュのスライス、コンテキストを特定するための演算子、特殊変数など、各種の記号や括弧を駆使したPerl特有の書き方がGoogleなどの検索エンジンでは事実上検索できない、というものがあります。また、モジュールを使えば楽ができると知ってはいても、結局どのモジュールを使えばよいかよくわからない、というのもよく聞く悩みです。 本稿では、このようなPerlを使っていて困ったときの調べ方をおさらいします。 Perl特有の書き方を調べる 書籍の目次や索引から調べる Perlコミュニティは総じて後方互換性を大事にしてきました。