この本の商品ページに飛ぶ際、改めて紹介文を読んだら、やはり「圧倒的迫力&ユーモア」という書き方になっていて、率直に「障害者の当事者による露悪と健常者への嫌味」と公に書けない構造かつ、内容としても「そういうブラックなユーモアです!」と建前が成り立つように描写されているので、そこまで含めて入魂の一冊だと改めて。 本編でもSNSやなろうのランキング、しょうもないPV稼ぎ記事についてなど、インターネットらしさが散りばめられている要素も多く、そして前述した作品の世界観そのものと合わせて、極めて現代的だと感じます。 といっても、ここまで暗いネット観も20代後半以上からの見え方で、画像や動画文化が主となり始めている今の今だと、さらに世界は変わっていきそうでわくわくしますね。「露悪」や「冷笑」、そして厭世がはびこった時代の一冊として歴史に残る作品でしょう。 ・闇の精神史 木澤さんの本はつねに刺激的だ。僕が
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