最近、上流工程のモデリング技術として、DOAを見直している。 その過程で、忘れ去られた日本のIT技術とその歴史があるように感じた。 考えたことをラフにメモ。 【DOA(Data Oriented Analysis)】 DOAはデータモデリングというモデリング技法、上流工程の設計技術の一つ。 DOAは日本独自で発展してきた歴史がある。 椿正明さんのTHモデル。 佐藤正美さんのT字形ER。 渡辺幸三さんの渡辺式DOA。 THモデルは古くは1970年代から発展してきたようだ。 他のDOAも、日本で、メインフレーム上の業務システムを開発する経験から育まれてきた。 歴史があるからこそ、DOAを知れば知るほどノウハウがある。 例えば、エンティティにはリソースとイベントの2種類がある。 イベントには必ずタイムスタンプ(日付)が振られて、業務の流れに従ってイベントが変わる。 リソースとイベントの個数を比較