僕は、テレビ東京系列で放送されているカンブリア宮殿という番組が好きで毎週見ています。作家の村上龍さんと経営者の方が対談する番組で、ゲスト出演されている社長の会社がなぜ好業績なのかといった話を紹介しています。 紹介された企業は、そのほとんどが海外進出しています。業績が良い企業は、海外に目を向けるようになりますし、海外からも声がかかるから、必然的にそうなるのでしょう。海外進出の形は、それぞれの企業で異なりますが、味の素は、現地での地道な活動と最先端の研究開発という異なる2つの点で興味深い企業です。 なお、味の素のトークの内容は、「カンブリア宮殿 村上龍×経済人 変化はチャンス」に収録されています。 現地の人の生活に密着する味の素 味の素は、1909年に創業した100年企業です。 味の素の創業前は、味覚というのは、「甘い」「塩辛い」「苦い」「酸っぱい」の4種類だけでした。でも、この4種類では、説