<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年05月19日 (木)時論公論 「世界自然遺産への課題」 こんばんは。ニュース解説「時論公論」です。 ちょうど、ひと月後にフランスのパリで開かれるユネスコの世界遺産委員会で、日本が自然遺産として提案している「小笠原諸島」と、文化遺産として希望する「平泉」が、審議されます。 「人類共通の宝」である世界遺産の候補として事前に審査をしたユネスコの諮問機関が、「世界遺産のリストに掲載することが適当である」と勧告したことから、この2件は「世界遺産」として登録される見通しがほぼ確実となりました。 とてもあかるい話です。 今夜は、特に「小笠原諸島」について、なぜ世界自然遺産にふさわしいのか、登録でどのようになるのか、私たちはなにができるのか、についてご一緒に考えたいと思います。 小笠原諸島は、南へ1000kmの太平洋にあるおよそ30の島々か