ワシントン(CNN) 国連が主催する20日からの人種差別撤廃関連会議を米国がボイコットしたのに続き、オーストラリア、オランダ、カナダなどが19日、相次いで不参加を表明した。 米国務省は18日、同会議で採択される文書にイスラエルを批判する内容が含まれているとの理由から、不参加を決めたことを明らかにしていた。イスラエル自体もあらためて不参加を表明したほか、イタリア、スウェーデンも同様の立場を示している。 オバマ米大統領は19日、米国が事前に、文書案が「十分に」修正されない場合は参加できないと警告していたことを強調。「人種差別の軽減には他国と協力し、世界規模で取り組みたい」との姿勢を示す一方、「(同会議は)その機会にならなかった」と述べた。 オーストラリアのスミス外相は、同会議が01年の前回会議と同様、「反ユダヤ主義などの攻撃的な思想を公言する場として利用されかねない」と懸念を示した。 ボイコッ