先月1か月間に「ふるさと納税制度」を使って鳥取県倉吉市に寄付された金額が、初めて1億円を超えました。先月からお礼の品として贈っている県特産の「松葉がに」を目当てに、全国から納税が相次いでいるということです。 倉吉市によりますと、これは制度が導入された平成20年度以降、市に寄せられた1か月間の寄付としては件数、金額ともに最も多いということです。 先月から3万円以上寄付した人のお礼の品として、県特産の「松葉がに」を贈るようにした結果、1か月でおよそ2000件の申し込みがあったということで、市では寄付が急増した要因とみています。 また、市内の音響機器メーカーが開発した高性能イヤホンがもらえる、15万円以上の寄付も好調だったということです。 倉吉市総合政策課は、「予想を上回る納税の件数と金額に驚いています。今後も人気商品の開発や確保に努め、地元の活性化につなげていきたいです」と話しています。