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伊藤計劃とSFに関するhomiyaのブックマーク (4)

  • スチームじゃない - 伊藤計劃:第弐位相

    昨日の日記にリンクしてくれたid:win-sch:20081019:1224403158を読んだり、wikiの「スチームパンク」の項目を読んだり、復刊された「ディファレンス・エンジン」上巻のオビに書かれた「スチームパンクを生み出した」という記述を読んでいて、どうやら世間では何か重要なことが間違っているらしい、と気がついたのですが、それは何かというと、 「ディファレンス・エンジン」はスチームパンクじゃありません。 え?だって蒸気コンピュータの話でしょ?なのになんでスチームパンクじゃないの?スチームパンクじゃなきゃ何なのさ、と思う方がいらっしゃるかも知れません。まあどうでもいいっちゃ心底どうでもいい話なのは自分でも認めますが、それでも一応書いておくと、 「ディファレンス・エンジン」はサイバーパンクです。 そもそも、スチームパンクという語はどうして生まれたか。これは在るの後書きにしっかり書いて

    スチームじゃない - 伊藤計劃:第弐位相
  • 伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について

    伊藤計劃『虐殺器官』についてのネタバレがあります。 っていうかネタバレしかありません。 いきなりラストシーンから引用したりするので未読の人は気をつけてください。 ※     ※     ※ ・今日の虐殺(2) - 伊藤計劃:第弐位相 http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20070710/p1 エピローグで主人公はあることについて大嘘をついているかもしれなくて、事実はどうなのか、は一応それまでに触れられているかもしれない、 わかりました。わかりましたよ。 「大嘘」というのは、 ぼくは罪を背負うことにした。ぼくは自分を罰することにした。世界にとって危険な、アメリカという火種を虐殺の坩堝に放りこむことにした。アメリカ以外のすべての国を救うために、歯を噛んで、同胞国民をホッブス的な混沌に突き落とすことにした。 とても辛い決断だ。だが、ぼくはその決断を背負おうと思う。

    伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について
  • 日本SF大賞:故・伊藤計劃「ハーモニー」受賞 - 毎日jp(毎日新聞)

    第30回日SF大賞(日SF作家クラブ主催)が6日、故・伊藤計劃(けいかく)さんの「ハーモニー」(早川書房)に決まった。伊藤さんは気鋭のSF作家として期待されながら、がんのため今年3月に34歳の若さで死去した。「ハーモニー」はSFファンの投票で選ばれる今年の「星雲賞」日長編部門も受賞している。

  • 伊藤計劃くんへ - 散歩男爵 Baron de Flaneur (Art Plod版)

    ――この手紙を、どうやって書き始めるべきか、解答の見つからないままとりあえず書き始めています。そもそも、「伊藤計劃くん」と書くべきか「さん」と書くべきか、あるいは「君」と呼んだらいいのか「貴方」と呼ぶべきなのか、それさえも最後まで迷っていましたし、今でも迷っています。 ひとつだけ確かだったのは、僕はこの手紙をきみの四十九日が明けてから書くのだ、ということでした。最初にきみの訃報を(あのあまりにも速くて便利すぎるtwitterを経由して)知った時、僕は当に言葉を失いました。こうして書いてしまえば、それはあまりにも陳腐で紋切り型の表現なのですが、しかし事実は事実なのですし、いずれにしても僕はその後も自分自身のたいそう陳腐で紋切り型の言動に直面することになるのですから、今さら取り繕うのは無駄なことです。この点については、きみの赦しを請う以外にありません。 僕がきみ宛の手紙で書こうと決めたことは

    伊藤計劃くんへ - 散歩男爵 Baron de Flaneur (Art Plod版)
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