機能と技術からわかる!システム基盤の実力 第4回とぎれなく流れ来る大量データを処理する「ストリームデータ処理技術」①ストリームデータ処理とは? 近年、電子マネーや電子商取引が普及し、RFID利用による物流管理など、ビジネスで扱うデータの量が爆発的に増加しています。またビジネスのスピードも急激に加速しており、次々に流れてくる大量のデータをリアルタイムに処理することが求められています。 しかし、こうしたリアルタイム処理に従来からあるデータベースを使用すると、クエリなどを用いて蓄積されたデータを一括処理するため、データ検索などのクエリ実行時にタイムラグが生じてしまいます。そこで、現在注目されているのが、ストリームデータ処理技術です。 ストリームデータ処理技術とは、無限に到来する時刻順のデータ(ストリームデータ)をリアルタイムに処理するデータ処理方法です。たとえば、株価のテクニカル指標やランキング