高高度の安定した強風を利用する「飛行発電機」(上) 2005年4月12日 コメント: トラックバック (0) David Cohn 2005年04月12日 オーストラリアの工学者ブライアン・ロバーツ氏は、空中発電所――高度約4600メートルに浮かぶ空飛ぶ風車の一群――を建造したいと考えているが、プロジェクトを離陸させるための資金を集めるのに苦労している。 25年の研究の末、ロバーツ氏は、強い風がつねに吹いている上空に風力タービンを揚げる、ヘリコプターに似た回転翼航空機(写真)を開発した。必要な高度に達した後は、発電した電気を動力源として何ヵ月も滞空を続けるとともに、ケーブルを経由して地上に送電するという。 ロバーツ氏は、高高度の風には全世界の需要をまかなえるだけのエネルギーがあると考えている。風洞実験のデータは、『フライング・エレクトリック・ジェネレーター』(FEG:飛行発電機)の600機