第2回では、統合運用管理ツールであるHinemosのジョブ管理機能の使い方を説明しました。最終回の今回は、運用管理のもう1つの中心業務である運用監視におけるHinemosの活用法を紹介します。 Hinemosでは、NMS(Network Management System)などで監視するネットワークレイヤから、httpサーバのレスポンスのようなアプリケーションレイヤまで、統一的な操作で設定・監視を行うことができます。Hinemosで監視可能な項目を表1に示します。
第1回では、Hinemosの概要とリポジトリ管理機能によるHinemosのグループ化と階層化管理について解説しました。第2回目の今回は、従来のOSSの運用管理ツールでは用意されていなかったジョブ管理機能について、具体的なジョブの設定例を通してHinemosを利用した運用管理について解説します。 なお、本連載では、「ノード」「スコープ」「ジョブ」「ジョブネット」「ジョブユニット」を以下のように定義します。 ノード Hinemosの管理対象コンピュータを指す。 スコープ 複数ノードをグループ化したもの。リポジトリ管理機能で定義する。 ジョブ 処理や動作など最小の実行単位。ノード上で実行されるコマンドを設定する。 ジョブネット ジョブをひとまとめに扱うことのできる要素。複数のジョブとジョブネットを登録することができる。 ジョブユニット ジョブ階層の最上位要素。ジョブネットとジョブはジョブユニット
Hinemosとは筆者らNTTデータが開発を進める統合運用管理ツールです。現在はOSSとしてSourceForgeに公開されています。ライセンスはGPL(General Public License)となっており、Webサイトよりダウンロードして利用することができます。 Hinemosの構想が生まれたのは2004年でした。その頃、大規模システムにおいても多数のIA(Intel Architecture)サーバを使った3層システムが一般的になり、そのOSにLinuxが採用されるなどと、OSSが活用される機会が増えていました。 多数のIAサーバとLinuxを組み合わせたシステム構築では、ハードウェア、ソフトウェア共に構築時の初期コストの低減というメリットがありましたが、一方でサーバ台数の増加による運用管理のコスト増は避けられません。 そこで様々な運用管理ツールが利用されました。しかしシステム運
Open Source Conference 2024 Tokyo/SpringにてHinemosをご紹介!
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ビルドツールの代表的なものと言えばUNIXプラットフォームにおけるMakefileや、Java開発で使われるAntやMavenが挙げられる。これらのツールにお世話になっているデベロッパーは多いだろう。しかし、複数のデベロッパーが共同でアプリケーションを開発するとなると、それらのツールでは対応できない場面も出てくる。 そこで、ベンダーやオープンソースコミュニティでは、共有リポジトリ上にプログラムを格納するだけでビルドを自動的に実行するツールを開発している。そういった統合ビルドツールは「継続的インテグレーションツール」と呼ばれ、大抵は、ビルド結果をまとめたレポートを生成し、Webページやメール、メッセンジャーなどで自動配信する機能も備わっている。チーム開発を進めるうえで大変重宝するはずだ。ここでは、そのうちの一つとして、最近新しいエディションがリリースされた「CruiseControl」を紹介
Magnussoft Deutschlandは27日(ドイツ時間)、BeOS後継のOS「Zeta」のポータルサイト「ZETA-OS.com」において、Zetaの販売を終了する意向を明らかにした。ただし旧yellowTAB代表Bernd Korz氏との間に交わした流通に関する合意は影響を受けず、2007年度中はMangnussoftからの販売が継続される。 ZETA-OS.comで公開された文書によれば、2006年に独占販売契約を交わして以来MagnussoftからZeta開発チームに対し実施されてきた資金提供は、3月16日付で終了したという。Magnussoftが販売したZeta 1.21とZeta 1.5の具体的な数量や金額は未公表だが、実績値はMagnussoft側の予想をはるかに下回ったとあることから、販売不振が直接的な原因と考えられる。 ただし、現在進行中のアプリケーションの開発/
先週パブリックアルファ版が公開されたApollo。パイロットユーザーだった著者がデスクトップアプリケーションの作成方法をお伝えする ■パブリックアルファ版 AdobeSystemsは3月19日、Apolloパブリックアルファ版をAdobeLabsにて公開しました。昨年筆者が参加したイベントAdobeMAXのセッションやAdobeエバンジェリストを招いた勉強会にて何度かデモアプリやソースコードを見ていましたが、ついに一般のデベロッパーが触れるようになったのです。 Apolloとは、HTML、JavaScript(Ajax)、Flash、Flex、PDFを連携させてデスクトップアプリケーションを簡単に作ることができるプラットフォームです。Apollo自体はOSの違いを吸収するRuntimeとして提供され、Windows、Mac、(Linuxも予定)上で同じアプリを動かすことができます。 また、
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