タグ

ブックマーク / reki.hatenablog.com (104)

  • 歴ログは10周年ですがnoteに引っ越します - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    歴ログは「はてなブログ」での活動を停止します 「はてなブログ」にある「歴ログ-世界史専門ブログ」は2024年3月をもって完全に活動を停止し、noteにコンテンツを移行していきます。 また、noteでは新たな領域のコンテンツ発信を行なっていくつもりです。 歴ログの歩み 「歴ログ-世界史専門ブログ-」は、2014年8月、「はてなブログ」でスタートしました。 当時はネット上にテキストで気軽に読める世界史のサイトは数少なく、エンタメとアカデミックを混ぜたコンテンツには需要があるのではという狙いがありました。 マネタイズだけではなく、社会課題的な目的もあります。私は元バックパッカーなんですが、若い人が海外に関心を持たなくなって内向きになっているなと危機感を感じていました。もっと海外への関心を持ってもらいたいという思いが強くありました。それは今でも根強くあって、10年間発信を続けられた原動力の一つです

    歴ログは10周年ですがnoteに引っ越します - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2024/03/06
    おぉ。悲しい。新天地でのご活躍をお祈りいたします。
  • 処女航海で沈んでしまった船・軍艦 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Attribution: Bundesarchiv, Bild 193-04-1-26 / CC-BY-SA 3.0 鳴物入りの処女航海であっけなく沈没した船たち 処女航海で沈んだ船といえばタイタニック号が有名です。 超豪華で当時の最新の造船技術を取り入れたタイタニック号は、流氷に衝突して船底から浸水し、海水の流入に耐えきれず2時間40分後に沈没します。 事故が起きた理由はいくつかありますが、その一つが氷河の情報を事前に得ていたにも関わらず、時間を優先し危険な航路を進んだことにあります。どんなに最新技術を注ぎ込んでも、運用する側に問題があるとどうしようもないという事例です。 この記事に登場する「処女航海で沈んだ船」たちもおおむね似たようなものかもしれません。 1. イギリス商船「テイラー号」 船体設計自体に問題があった最新客船 テイラー号は1854年1月、ホワイト・スター・ライン社のために

    処女航海で沈んでしまった船・軍艦 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2024/01/13
  • 2023年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    今年読んだのトップ10を選びます 2023年度ももうすぐ終わりですということで、毎年やっていますが、今年度に私が読んだの中で面白かった10冊というのを選んでみます。 今年読んだなので、2023年以前に発売されたも含まれています。あらかじめご了承くださいませ。 また面白かった私のYouTubeチャンネルで紹介している書籍も多く、よろしければそちらも合わせてご覧いただけるとうれしいです。 1. 『越境の中国史』 菊池秀明 講談社選書メチエ リンク こちらは2022年12月初版のです。 黄河流域、長江下流を中心に語られがちな中国歴史ですが、特に近代以降、例えば太平天国の乱やアヘン戦争のように、華南の動向から歴史が動くことがありました。書は特に近現代の華南の歴史から現代中国を読み解くです。 歴史的に北部中国政治・軍事の中心で、南部中国は経済・文化の中心でした。一方で特に福建省や広

    2023年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2023/12/21
  • 世界史の中の北海道史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「世界史の中での北海道」という視点 北海道はご存知の通り、アイヌ民族の居住地でありましたが、近代以降幕府や政府が経済開発を進める中でアイヌ民族は日人の支配下に組み込まれ政治的にも経済的にも抑圧されてきた歴史があります。 そのアイヌ民族はアイヌ民族という枠組みで自分達を認識するようになるのは日北海道進出の影響が大きく、来はいくつもの集団に別れ文化や言語も種類がありました。 また樺太や千島列島にも同族がいたり、大陸の狩猟採集民とも文化的な類似性を持つなど、独自の北東アジアのネットワークを有していました。 ※記事の末尾にCodocの「投げ銭」機能を入れています。この記事が面白いと思ったら投げ銭いただけると嬉しいです。 1.北東アジアの民族集団ネットワーク 日土では縄文時代は紀元前10世紀くらいまで続き、大陸からの渡来民とともに稲作が入ってきて、西日から徐々に定着し弥生時代に突入して

    世界史の中の北海道史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2023/10/14
  • 「オーストリア継承戦争」「七年戦争」の流れを解説 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    戦争が比較的シンプルなものだった時代の感覚 戦争が今のように政治や経済、イデオロギーや宗教、少数民族問題や資源問題など複雑な問題を含むものになる前、18世紀の戦争はもっと戦争はシンプルなものでした。 ヨーロッパで行われる国家間戦争は、簡単に言うと領土と王権をめぐる戦いでした。自分の息のかかった、ないし影響力の強い一族や近親者を他国の国王に就かせようとするという目的と、富裕な工業地域や戦略的要衝を獲得するということをほぼ同一的に捉えており、国の発展と王族の名誉が同一視されていたような感覚です。 その典型的な戦争のサンプルとして、今回はオーストリア継承戦争と続く七年戦争を解説します。この戦争はオーストリアの王位をめぐる他国の介入に始まり、領土をめぐる因縁から泥沼の戦いに入り、それが他国の介入を招いて新たな戦争を誘発していくことになります。 1. マリア・テレジアの即位と列強の介入 オーストリア

    「オーストリア継承戦争」「七年戦争」の流れを解説 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2023/06/13
  • 政変で死んだ世界史の「幼児王・少年王」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    政権末期や政変時に担ぎ出される幼児王・少年王 世界史ではよく幼児や子どもで王に担ぎ出されるケースがあります。 政治対立が起こり一触即発の場合に、幼い王を擁立させて角が立たないようにするという場合があり、これはこれで衝突を避ける政治的なテクニックではあります。中には成長して名君となるケースもありますが、悲劇的な末路を遂げる例も少なくありません。 日史だと壇ノ浦の戦いで海に身を投げて死んだ安徳天皇が有名ですが、政治的混乱に巻き込まれ死んだ幼児王・少年王をピックアップします。 1. ジャン1世(フランス)1316年 即位後5日で他界した幼児王 フランス王ルイ10世が他界した後、子は娘しかおらず、妃のクレマンス・ド・オングリーが懐妊中でした。そのため出産までルイ10世の弟フィリップが摂政となり、1316年11月15日 に生まれた男の子が、ジャン1世として国王に即位しました。 しかしジャン1世は生

    政変で死んだ世界史の「幼児王・少年王」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2023/04/06
  • 落雷に打たれて死んだ歴史上の人物10人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    とても低い確率の事故で死んだ有名な人もいる 落雷に当たる確率は100万分の1だそうです。 普通に生きている分には「まずない」事象であると言えます。ただ可能性はゼロではなく、日では年間約10名ほどが落雷で死亡しているそうです。宝くじに当たるくらいの確率と言えるでしょうか。 人間の長い歴史をさかのぼってみると、その低い確率の事故で死んでしまった、国王をはじめとする有名人は大勢います。 1. ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・カルス(222年~283年) ペルシア遠征中に雷に打たれ死亡 カルスは235年〜284年の軍人皇帝時代後期の皇帝。 おそらくガリアかイリュリクム出身で、前皇帝プロブス(276年〜282年)の護衛府長官を務めました。プロブスがペルシア遠征中に軍団兵に暗殺された後、後継者となりました。ドナウ川での短い戦いの後、彼は軍隊を率いてサーサーン朝と戦うためにティグリス川を越えました。

    落雷に打たれて死んだ歴史上の人物10人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2023/01/05
  • 2022年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    2022年度に読んで面白かった個人的ベストを発表します 早いものでもう年末です。今年度は「働き方改革」の人類史というを執筆&出版したのですが、そのために読書の種類がやや偏ってる感が否めません。とはいえ、「これはすごい」というはいくつもありましたので、ご紹介します。 ちなみに私が今年読んだということなので、2022年以前に出版されたも数多く含みます。その点あらかじめご了承ください。 1.『新疆ウイグル自治区』 中公新書 熊倉 潤 著 リンク 近年、政治だけでなく経済的にもウイグル問題が注目されるようになっています。中国当局によるウイグル人のジェノサイド、そして思想的改造に対し、抗議の意味を込めて政治的なアクションを取る場合もあれば、ウイグルに工場を持つ企業に対するボイコットや取引禁止をする場合もあります。特に欧米が主導するダイバーシティだったり少数派の権利の尊重といった文脈から中国

    2022年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/12/17
  • 「十字軍」で活躍した10の修道騎士団 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    異教徒との闘いで神に奉仕した騎士団 「騎士団」は現在にも存在する組織です。 しかし実際に戦闘をするわけではありません。 例えばマルタ騎士団は世界各国で医療活動を行う「国土なき主権体」であるし、金羊毛騎士団は世界の王族に授けられる栄誉勲章となっています。 かつてヨーロッパにあった騎士団は「異民族」との戦いに命を燃やし、その崇高な任務をもって神に報いようとしました。一般的によく知られているものからそうでないものまで、かつてその戦闘力で知られたキリスト教の戦闘騎士団を紹介します。 1. カラトラバ騎士団 レコンキスタ運動の強力な戦闘騎士団 カラトラバ騎士団はスペインにかつてあった宗教騎士団で、1158年にカスティーリャ王サンチョ3世がカラトラバ要塞を放棄する際に、フィテロのシトー会修道院長レイモンドに譲り渡し、イスラム教徒から防衛するように指示したのが起源です。 1164年、ローマ教皇はこの修道

    「十字軍」で活躍した10の修道騎士団 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/11/28
  • 他国の領土にある「民族の精神的故郷」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    外国にある「我々の土地」 特にユーラシア大陸の、時期によって主要民族が大きく移り変わった場所では、過去の主要居住地と現在の主要居住地が大きく異なっていることは珍しくありません。 日だと、例えば天孫降臨神話がある高天原、古都の奈良や京都といった地は、そこに例え馴染みがなくても、自分たちのルーツがある土地として、精神的な故郷と感じることができます。 幸運なことに日人の精神的故郷は国内にありますが、そうでない国もいくつもあります。仮に京都や奈良が中国大陸や朝鮮半島にあると考えたら、その感情を少しは理解できるかもしれません。 過去の民族の神話や歴史が整理し近代国家を形成する過程で、場合によってはそれを取り戻そうとする動きも高まり、戦争にまで発展したケースもあります。 1. フィンランド人の故地カレリア フィンランド人の心の故郷 カレリアは現在はロシアのレニングラード州とカレリア共和国、フィンラ

    他国の領土にある「民族の精神的故郷」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/10/27
  • 「修道院領」を現在でも有する修道院 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by Livioandronico2013 かつては大勢力を誇った修道院領の残骸 修道院はかつてヨーロッパの各地に教会を中心に畑や醸造所などを含んだ広大な土地を所有していました。 建前上は教皇により支配されているため国王の統治は及ばず、修道院長を筆頭とした独自の組織で運営されていました。中世にはヨーロッパ各地にあったこれらの修道院領は徐々に姿を消し、ナポレオン戦争後のウィーン会議で多くの修道院領は国家に組み込まれていくことになります。 ただし21世紀の現在でも「修道院領」は存在し、昔とやや形は変えながらもわずかながら存続しています。 今回は現存する修道院領を紹介します。 1. モンテ・オリヴェート・マッジョーレ修道院(イタリア) Photo by peuplier 世界中のオリヴェータ会を束ねる修道院 モンテ・オリヴェート・マッジョーレ修道院は、イタリア中部トスカーナ州シエナの

    「修道院領」を現在でも有する修道院 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/09/01
  • なぜ「内モンゴル」と「外モンゴル」は分裂しているのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    1921年モンゴル革命と「二つのモンゴル」の成立 我々が「モンゴル」と言うと、通常それはウランバートルを首都とするモンゴル国のことを指します。 しかし中華人民共和国の北部には「内モンゴル自治区」という自治区があります。 いわばモンゴルは二つに分割されている格好です。現在では目立った統一運動はないのですが、かつては統一を目指す動きがありました。 モンゴルは清朝の支配下にあった時、内モンゴルは中国の強い影響下におかれましたが、外モンゴルは間接統治の状態にありました。1921年外モンゴルで起きた革命によってモンゴル人民共和国が成立しますが、内モンゴルは中国側に据え置かれ、統一モンゴル国家を作る運動があったものの、太平洋戦争後に現在の「内モンゴル」と「外モンゴル」に分裂された形が定着しています。 1. 清朝によるモンゴル高原支配 かつて恐れられたモンゴルの強大な軍事力は17世紀から衰え始め、満洲民

    なぜ「内モンゴル」と「外モンゴル」は分裂しているのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/08/23
  • 馬から落ちて死んだ世界史の国王15人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    多くの人の命を奪った落馬事故 現代の交通事故に類する事故が、昔では落馬事故にあたったのかもしれません。 不注意や追突、飲酒運転などもあったでしょうし、今の自動車にはない「馬の機嫌」というものもあったので、自動車よりもよっぽど危険です。 落馬で死んでる人は歴史上数限りなくいますが、今回は国王を15人リストアップします。事前に申し上げますが、この15人だけというわけではなく、もっともっとたくさんいます。独断と偏見で15人に絞らせていただいています。 1. ルイ3世(865-882) 女の子を追いかけて落馬 ルイ3世はカロリング家出身の西フランク王国の王で、弟のカルロマン2世と共同統治を行いました。彼の治世は879年から882年とわずか3年しかないのですが、881年8月に北のヴァイキングを倒すなど、軍事的な成功があります。 ルイ3世は882年、17歳のときに、領地のサン=ドニで馬に乗って少女を追

    馬から落ちて死んだ世界史の国王15人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/08/04
    禿髪烏孤。五胡十六国時代の南涼初代王。酒に酔って乗馬し落馬したことが原因で死亡。晋書第126巻に「烏孤因酒墜馬傷脅」と記録がある。
  • 現存する世界の「聖剣伝説」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    さまざまな伝承・伝説が語り継がれる剣 日神話に登場する「草薙剣」は、三種の神器の一つに数えられ、王権の正当性を示すアイテムと見なされました。現在でも愛知県の熱田神宮に保管されているとされます。 剣は世界中の国・地域で王権の支配や神からの信託の象徴とされ、神話や伝承で重要な役割を果たします。ものによっては草薙剣のように(真偽は議論があるにせよ)現在まで受け継がれているものもあります。 今回は現存する「伝説の剣」をピックアップします。 1. ウォリックのガイの剣 伝説の騎士が怪獣を倒した剣 ウォリックのガイは中世イングランドの物語に出てくる英雄騎士です。 ガイはウォリック伯爵の宮廷に仕える卑しい身分の騎士だったが、伯爵の美しい娘フェリチェと恋に落ちてしまう。しかし結婚するには身分が低く、彼は功を挙げて名を高めようとします。人々を苦しめていた怪獣ダン・カウを退治し、ヨーロッパではドラゴン殺しを

    現存する世界の「聖剣伝説」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/07/16
  • ロシア革命後に成立した短命の社会主義国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ロシア革命後に雨後の筍のように成立した社会主義政権 二月革命によりロマノフ王朝が崩壊し、内乱を経てボリシェヴィキによる政権が成立するまで、ロシア国内とその周辺国では、数多くの政権が成立しました。ボリシェヴィキ系、メンシェヴィキ系、民主主義勢力、少数民族系、傀儡政権などさまざまな勢力がありました。社会主義政権というだけでもさまざまありまして、今回は革命後に成立したいくつかの特徴ある社会主義政権を見ていきたいと思います。 1.水兵・建設労働者ソビエト共和国(1917年~1918年) Work by FugeeCamp 3か月間存在したエストニアのロシア水兵の政権 水兵・建設労働者ソビエト共和国は1917年12月から1918年2月までの短い間に、現在のエストニア・ナルゲン島にあったソビエト共和国です。 ドイツとソ連との間に結ばれたブレスト=リトフスク条約によって、ロシアはバルト諸国を含む多くの地

    ロシア革命後に成立した短命の社会主義国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/04/09
  • 墓が見つかっていない世界史の超有名人物10人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    未だに捜索が続く世界史の英雄の墓 歴史に名だたる英雄の墓は後世の人に敬われ大切にされれる、ということであればいいのですが、全然そんなことありません。 盗賊に盗掘されたり、政敵や敵民族によって暴かれ遺骸や遺骨を燃やされて捨てられたりすることもありました。そういうわけで死後の安寧のために、自分の墓を隠す権力者は多くいました。 その他にも、どういうわけか墓の場所が紛失して見つからないケースなど、歴史上の偉人だけど墓がまだ見つかっていない人物をピックアップしてみます。 1. アッティラ 「神の災い」と恐れられた男の墓 アッティラはご存じの通りフン族の大王。ゲルマン民族を圧迫しつつ、ローマ帝国に侵入を繰り返し、ハンガリー平原を拠にして現在のロシアからドイツにまで至る大帝国を築いた傑物です。そんな傑物は453年に有名な拍子抜けするような死を迎えました。 このエピソードはゴート人の歴史学者であるヨルダ

    墓が見つかっていない世界史の超有名人物10人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/03/29
  • 東ドイツの男性スパイ「ハニートラップ作戦」の実話 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    西側の「寂しい女性」に恋をさせ機密情報を暴露させる 通常ハニートラップと言えば、女性スパイが男性に仕掛けるものです。 セクシーな女性スパイの色仕掛けに理性を失い、機密情報を盗まれたり、破廉恥な行為をビデオで盗撮され、失脚したりクビになったりしてしまう。 しかし、冷戦時代に「もっとも成功したスパイ」はその逆で、男性が女性に対して仕掛けたハニートラップでした。 仕掛けたのは東ドイツの秘密警察シュタージ傘下の対外諜報機関「HVA」。東ドイツのイケメンを用いたその作戦は通称「ロミオ・トラップ」と呼ばれています。 1.  マルクス・ヴォルフの「ロミオ・トラップ」 シュタージはドイツ民主共和国(東ドイツ)の秘密警察で、国内外の諜報活動を統括する組織でした。主に西ドイツをはじめとした西側諸国へスパイを送ったり、秘密警察を通じて国民思想の監視を行ったりなど、東ドイツの情報セキュリティを一手に握りました。

    東ドイツの男性スパイ「ハニートラップ作戦」の実話 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2022/02/15
  • ウォッカのロシア史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ロシアの国と人を支えてきたウォッカの今昔 ロシア人といえば、大酒飲みで特にウォッカが大好きというステレオタイプなイメージがあります。 90年代のテレビニュースに映った赤ら顔のエリツィン大統領や、ハリウッド映画で描かれる飲んだくれロシア人のイメージが強いかもしれません。 ただ、これが間違っているイメージかというと、半分くらいは合ってるのが悲しいところです。いかに健康を害しようとも、ロシア人はウォッカをこよなく愛してきました。ロシア歴史はウォッカと共にあったと言っても過言ではありません。 1. 「生命の水」ウォッカ 「ウォッカ」がロシアに伝わったのは14世紀後半と考えられていますが、それ以前からロシア人は酒好きであったようです。 キエフ・ルーシの歴史が描かれた12世紀前半の『原初年代記』には、キエフ大公ウラジミールがイスラム教徒に「ルーシは飲むことが生きがい」と言ったエピソードが掲載されてい

    ウォッカのロシア史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2021/11/16
  • 悪魔の造形の歴史 - 悪魔はどんな形で描かれてきたのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    さまざまな姿で描写されてきた悪魔 悪魔とはキリスト教では、人間をたぶらかし、善の道に背かせ、神を裏切るように仕向ける存在であるとされます。 悪魔自体もサタン、ルシファー、アゼザル、ベゼルブブ、アスモデウスなどなど、数えきれないほどたくさんの数がいます。 悪魔を絵画に描くとき、そのビジュアルは、当時の人々が感じる醜悪で邪悪なイメージに基づいて描かれるのですが、時代によってさまざまに移り変わっています。 この記事では時代ごとの悪魔のイメージを見ていくのですが、そのどれもが悪魔のイメージを現代でも帯びているというのがスゴイところです。 1. アダムとイブをたぶらかす蛇 蛇がアダムとイブをたぶらかし、知恵の実をべさせてしまう旧約聖書の「創世記第三章」は非常に有名です。 ところがヘブライ語の原文ではアダムとイブをたぶらかしたのは蛇ではなく、「サタン」と書かれているそうです。サタンとは「敵」「障害」

    悪魔の造形の歴史 - 悪魔はどんな形で描かれてきたのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2021/10/13
  • ソ連時代のマッド・サイエンティストたち - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「進歩的国家」ソ連が生んだ狂った科学者 マルクス主義理論では、社会主義そして共産主義は人類が普遍的に向かうべき社会であり、成熟し堕落した資主義が倒されるのは必然であるとされました。 そのため社会主義国であるソ連では、アメリカやイギリスといった資主義国よりもあらゆる面で進歩的であるのが当然とされ、学術・産業・文化・芸術など科学的であることが尊ばれました。 確かにソ連時代は科学の進歩が著しく進んだ時代ではあるのですが、中には行きすぎてとんでもないマッドサイエンティストが出現しました。 1. イリヤ・イワノビッチ・イワノフ (1870 - 1932) 人間と猿の交配動物を作ろうとした男 イリヤ・イワノビッチ・イワノフはソ連(ロシア)の獣医学者で、異種間の人工授精の先駆者です。 1898年、イワノフはモスクワに動物学研究所を設立し、家畜の性器の構造や生命現象、受精時の付属性腺の分泌物などを研究

    ソ連時代のマッド・サイエンティストたち - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    honeybe
    honeybe 2021/08/10