大分県唯一の村として知られる姫島村。人口約1900人、コンビニもない小さな島に今年、東京のIT企業2社が開発拠点を設けることを決めた。県によると、1979年に統計を取り始めて以降、村への企業立地は初めてという。進出する2社は今、12月からの事業開始に向けて急ピッチで準備を進めている。東京からかけ離れた陸の孤島で今、何が起きているのだろうか。進出を決めた2社のうちの1つ、Ruby開発(本社=東京都中央区)の芦田秀之社長に、進出の経緯や今後のビジョンを聞いた。 人口減少と産業衰退。島の危機を前に芽生えた使命感 大分県北東部にある国東半島。そこからフェリーで北上すること約20分。目の前にぽっかりと、小さな島が浮かんでくる。「朝、散歩していると、鳥の鳴き声が聞こえてくる。道を一本挟んで、目の前に広がる海からは波の音が。なんて贅沢な環境だろう。ここで毎日暮らしていたら、人間の考え方が変わるんじゃない
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