企業におけるWebの価値が高まりつつある。経営や事業戦略と企業サイトが密接にかかわってきているからだ。こうした中、企業サイトの制作ルールやポリシーをまとめた「Webガイドライン」を制定する動きが出てきている。 「記述レベルがばらけていたり、量が多すぎて担当者が見ていないなど、Webガイドラインに関連する企業の悩みは多い」。キヤノンマーケティングジャパン コミュニケーション本部 ウェブマネジメントセンター センター所長の増井達巳氏はこう指摘する。8月30日に開催されたセミナー「Webサイト価値を高める基盤 ~次世代ガイドライン」でのことだ。 増井氏によると、Webガイドラインを制定している企業は多いものの、章立てやフォーマット(PDF、HTML、PowerPoint)、冊子の体系(1冊か分冊か)、Web標準の準拠レベルなどの項目は、企業によってばらつきがあるという。Webサイトの構築やコンテ