東大教授の正統性をかけた安藤忠雄「ザハ案」と槇文彦「良識案」の闘い | SAFETY JAPAN [セーフティー・ジャパン] | 日経BP社
東大教授の正統性をかけた安藤忠雄「ザハ案」と槇文彦「良識案」の闘い 建築＆住宅ジャーナリスト 細野透 2015年 8月25日 （前々回と前回から続く） 東京大学工学部建築学科「建築意匠担当教授」 建築家の安藤忠雄氏が強く推薦した新国立競技場の「ザハ・ハディド案」と、日本建築界の良心と目される建築家の槇文彦氏が提案した神宮外苑の環境を守ろうとする「良識案」の闘いは、政府が７月１５日にザハ案を白紙撤回したことによってひとまず決着がつきました。 政府はその後、「新国立競技場の整備計画を再検討する関係閣僚会議」（議長は遠藤利明五輪担当大臣）および「技術提案等審査委員会」（委員長は村上周三東京大学名誉教授）を設置。９月上旬に事業者（設計者・施工者）の公募を開始し、２０１６年１月に決定する予定です。 今回は、工費が２５００億円を超えただけではなく、余りに巨大すぎるために神宮外苑の環境を破壊するとして
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新国立「女王ザハ」の怒りを鎮める日建設計の騎士道精神 | SAFETY JAPAN [セーフティー・ジャパン] | 日経BP社
新国立「女王ザハ」の怒りを鎮める日建設計の騎士道精神 建築＆住宅ジャーナリスト 細野透 2015年 9月14日 （前回から続く） 「アンビルドの女王」の怒りと祟り 日本スポーツ振興センター（ＪＳＣ）が９月１日から１８日まで公募している「新国立競技場・新整備計画」の事業者募集に、建築設計事務所の雄とされる日建設計が、旧計画のデザインを担当した英国在住の女性建築家ザハ・ハディド氏とチームを組んで参加すると表明しました。 日建設計は所員数１７６０名、売上高３３０億円。２番手の日本設計が所員数８４６名、売上高１５６億円ですから、ダントツの規模を誇っています。その代表作としては東京タワー、東京ドーム、東京ミッドタウン、東京スカイツリーなど、誰でも知っている作品がずらりと並んでいます。 一方、ザハ・ハディド氏はデザインが奇抜すぎるがゆえに、工費が予算を大幅に上回ったり工期が大幅に伸びたりするために、
ecomom[エコマム] スウェーデンから見る日本 第6回 まちがいだらけの育児支援
質問 （ペンネーム：のどあめ、3児の母 NPO会員） つい先日「厚生労働相は、待機児童が多い都市部に限定して認可保育所の居室面積基準について緩和する方針を決めた」と報じられました。待機児童解消という新政府の公約を果たすための対策のようです。 一方で、「現行の国基準は最低限守るべきもので、先進国と比べ最低レベルで、『詰め込み』による待機児童対策は子どもたちの将来に禍根を残す」と指摘する市民団体もあります。 私も「都市部は狭くても認可」というのはどうなのかな？と疑問に思っております。安全性や保育の質からも問題が生じそうですし、何より子ども本位に考えられていないような気がするからです。 私自身は子育てが一段落していて、意見を言う資格がないかもしれませんが、最近よく聞かれる「保育時間の延長」や「病気の児童を預かって欲しい」という保育所への要望も、「子ども」中心でないような気がして、少し違和感を覚え
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