大阪のおばちゃん2人が結成したアマチュア漫才コンビの人気が、じわじわと上昇している。それぞれの仕事の傍ら、地域の老人会や町内会のイベントで腕を磨き、20日に決勝が行われた漫才日本一決定戦「M−1グランプリ」では、準決勝の一歩手前の3回戦に2年連続で進出するほどの実力に。「暗い世相を笑いで吹き飛ばしたい」。日常生活から生まれる大阪のおばちゃんならではの感性を生かした笑いを武器に、さらなる飛躍を目指している。ドリンクバー、1人頼んで5人飲む 大阪府岸和田市で家業のお菓子問屋の仕事をこなす天谷英子さん(54)と、堺市南区の保育士、中尾しげ子さん(52)。コンビ名は2人の名前をもじった「ひでまん・しげまん」で、平成15年9月に結成。主に天谷さんがボケ役、中尾さんがツッコミ役を務める。 普段の会話でも周囲を笑いの渦に巻き込んでいた天谷さんに、知り合いの岸和田市議会議員が個人演説会への出演を依頼したの