こんな時代になにやっているんだと経済記者に突っ込まれ、上層部がしどろもどろ会見になった『フェアレディZ』の発表会。 しかし、しどろもどろの本当の理由は、おまえみたいなクルマの楽しさがわかんないヤツに言われたかねーよ、という気持ちの表れだったに違いない。乗ってみろ、経済記者。そして感じてから質問しろ。フェアレディZは、そういうクルマだ。そしてそのロードスター。ちょっとおデブなんじゃないの? というデザインの違和感がすっきり解消され、実にクールな仕上がりになっている。 ロードスターになっても、重いパーツをセンターに集め、操縦性のリニア感を追い求めた重量バランス。パワーを受け止め地面を蹴り、ボディを支えるサスペンションは、低速で走っていても懐の深さにうっとりする。でも、なによりZの真骨頂はエンジン+ミッションだと思う。7速ATの変速の速さとなめらかさ。アクセルに対して見事に期待にこたえる加速感と
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