「メメント・モリ」は”人間誰もが必ず死ぬということを忘れるな” という意味のラテン語である。医療技術が発達し、寿命が延びた現在、健康に暮らしている人にとっては「死」を意識する機会などあまりないだろう。 まさに死が日常生活の一部であった古代ローマの時代にはこの言葉は「今を楽しめ」という意味でつかわれていた。その後キリスト教の文化の中に入り込み、「死を常に意識する」という意味合いになり、芸術的な形で表わされてきた。 それは墓地のシンボル、宝石など、あらゆるタイプのアートに吹き込まれていた。
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