ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟、学名: Papaver rhoeas)は、ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。虞美人草(グビジンソウ)、コクリコ(フランス語: Coquelicot)、シャーレイポピー(英語: Shirley poppy)とも呼ばれる。他のケシ科の植物も含めて単にポピーということもある。フランスやポーランドなどの国花として有名である。 ヨーロッパ中部の原産[1]。畑の雑草、グビジンソウ(虞美人草)ともいう[1]。 耐寒性の一年草で、全体に粗毛が密生し、茎は直立し[1]、草丈50センチメートル (cm) - 1メートル (m) 位になる。葉は互生し、羽状に深い切れ込みがあり、裂片は線状披針形、葉縁は粗歯牙状になる[1]。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5 - 10 cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。ケシや