ポイント 4つの種間雑種の学名を、エドヒガン等の親種の組み合わせで整理しました。 Cerasus × yedoensis という学名は、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種名として用いるべきことを示しました。 韓国済州島のエイシュウザクラは、‘染井吉野’と異なり、エドヒガンとオオヤマザクラの種間雑種(C. × nudiflora)であることを明らかにしました。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、岡山理科大学と共同で、サクラの種間雑種について、形態や遺伝情報に基づく最新の知見を踏まえて分類体系を再検討し、正しい学名を整理しました。 栽培品種の‘染井吉野’は、エドヒガンとオオシマザクラの雑種に由来するひとつのクローンであることが明らかにされています。その学名は、エドヒガンとオオシマザクラの雑種であることを示すCerasus × yedoensisと栽培品種名の‘