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ブックマーク / www.cinra.net (8)

  • 灰野敬二とジョン・ケージ、名曲“4分33秒”を巡る表現者の思い | CINRA

    音や音楽に「批判」的にアプローチする作品やアーティストを紹介し、参加者に「知的興奮」をもたらす音楽フェスティバル『Sound Live Tokyo』(以下『SLT』)。4回目を迎える今年の演目は、これまでの流れをさらに加速させたものになりそうだ。開幕を飾るのは、音楽家・灰野敬二と、劇団「悪魔のしるし」主宰・危口統之の異色コラボレーション。しかも二人が挑むのは、「無音状態」を音楽であると提案した実験音楽の金字塔、ジョン・ケージの“4分33秒”(1952年)である。 4分33秒の間、楽器の演奏を一切せず、その間に聴こえる観客のざわめきなど、すべての環境音を「音楽」として提示した“4分33秒”。以降の音楽表現に、ある意味ではトラウマ的な影響を及ぼしたケージの代表作に対して、当初は批判的だったという灰野は一体どのような形で挑むつもりなのだろうか。また、大勢の人々で複雑な形状の巨大な物体を狭い入り口

    灰野敬二とジョン・ケージ、名曲“4分33秒”を巡る表現者の思い | CINRA
  • 宇川直宏が探究する「メディアアートの紀元前」とはなにか? | CINRA

    12月18日、香川県高松市で『高松メディアアート祭』がスタートする。「高松でメディアアート? 需要はあるの?」。そんな素朴な感想を抱いた読者に伝えたいのは、今回の祭りが、そうしたわれわれの疑問のはるか斜め上を行くほど、あるいは「メディアアート」の概念すらひっくり返すほどの、とんでもない催しになる、ということだ。 ゼネラルディレクター・キュレーターを務めるのは、高松出身の現在芸術家・宇川直宏。自身の作品発表はもちろん、ライブストリーミングチャンネル / スタジオ「DOMMUNE」において、日々、世界の知られざる偉人を紹介し続ける彼が『The Medium of the Spirit-メディアアート紀元前-』のサブタイトルのもと招聘したラインナップには、1980年代にメディアを席巻した超能力者や、明治から昭和初期にかけて最先端のテクノロジーに注目し続けた「大」の開祖、コックリさんをオートマテ

    宇川直宏が探究する「メディアアートの紀元前」とはなにか? | CINRA
  • 「孤高の天才」ではもったいない、服部峻という早熟の音楽家 | CINRA

    高校生でレコード会社のスタジオに出入りする、早熟な才能 あなたは服部峻という音楽家をご存知だろうか? 今はまだ「知る人ぞ知る」という域を出ないが、近年ではSerphを輩出したことで知られるレーベルnobleから11月13日に発売されるファーストアルバム『MOON』によって、彼の名は多くの音楽ファンに知れ渡り、誰もが彼の音楽に大きな衝撃を受けることだろう。 簡単にプロフィールを紹介しておくと、服部は現在大阪在住で年齢は20代とのこと。1997年に映画教育機関として設立され、2000年にNPO法人として認められた映画美学校内の音楽美学講座(岸野雄一、菊地成孔らが講師を担当)の第1期生として、当時まだ15歳だったにもかかわらず、特別に入学を許可されている。また、高校生のときにはメジャーレコード会社の有名ディレクターの目に留まり、会社のスタジオを自由に使わせてもらっていたというのだから、彼がいかに

    「孤高の天才」ではもったいない、服部峻という早熟の音楽家 | CINRA
  • 「著作権70年」に延長。TPPがカルチャーシーンに与える影響とは | CINRA

    三島由紀夫の著作権が2040年まで延長される TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が大筋合意となり、日の関税が大幅に変わろうとしている。肉や野菜が輸入しやすくなる一方で、家電や自動車などは輸出しやすくなる。これだけは関税を堅持したいと決めていた「重要5項目(米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖)」は基的には関税が守られたが、肉ならば「牛タン」、乳製品ならば「フローズンヨーグルト」など一部の品目が関税撤廃の対象となるなど、TPPを主導するアメリカの意向に譲歩した項目が少なくない。 同じくして、アメリカの意向に従う形で明け渡すことになるのが「著作権」の保護期間延長である。これまで死後50年とされてきた音楽や書籍などの著作権保護期間が、これからは70年に延長される。著作権が切れて自由に使えるようになることを「パブリックドメイン」と呼ぶが、パブリックドメイン化が20年も先延ばしされる。具体例を挙げ

  • 大友克洋もビジュアルで参戦。世界最大級の自由すぎるジャズフェスが日本上陸 | CINRA

    名演を生み出させる、マジカルで世界最大級のジャズフェスティバルが東京へ スイスにあるレマン湖畔の街・モントルーで1967年から毎年開催されている世界最大級のジャズイベント『モントルー・ジャズ・フェスティバル』。このフェスを知らないジャズファンはいないだろう。マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、マリーナ・ショウ、ロイ・エアーズなど、数え上げればきりがないほどの名演がこのフェスティバルで生まれ、その模様を収めたライブ盤はいずれも後世に語り継がれている。レイ・ブライアントによる1972年のピアノ演奏を収めた『アローン・アット・モントルー』のように、アーティストの代表作を生み出してしまうマジカルな場所としても知られており、まさに世界最高のジャズフェスティバルと言っていいだろう。 また同フェスティバルは、19世紀末に生まれたジャズが、時代と共振しながら、ソウル、ファンク、ロック、ワールドミュージ

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  • 会田誠・会田家の作品撤去・改変騒動から考える、美術館と子どもの問題 | CINRA

    会田誠・会田家の作品をめぐる作品撤去・改変騒動 東京都現代美術館の『おとなもこどもも考える ここはだれの場所?』展で起こった、会田誠一家の作品に対して美術館と東京都が撤去・改変を要請した事件は、会田が所属するミヅマアートギャラリーの三潴末雄がTwitterで遺憾を示した7月24日夜から始まり、Tumblr上での会田誠人の経緯説明、SNSでの多数の美術関係者の抗議などを経て、7月31日現在、いちおう美術館の要請撤回へと決着したようだ。事態の推移に不透明なところの多い事件だったが、昨年から相次いだ「表現の自由」「公共施設である美術館の制度」を巡る出来事(政治的なメッセージを含むとして作品の一部を撤去された、東京都美術館における中垣克久の作品や、わいせつであるとして作品の一部を布で覆われた、愛知県美術館における鷹野隆大の作品など)のアーティスト側の敗色が濃い決着に対して、ポジティブな成果が得ら

    会田誠・会田家の作品撤去・改変騒動から考える、美術館と子どもの問題 | CINRA
  • 『嘘じゃない、フォントの話』 | CINRA

    街の看板やポスターなどで、おもしろいとか、かっこいい「文字」を見つけたことはありませんか? 文字には、楽しそうな文字もあれば、繊細な文字、優しい文字もあります。 文字の表情は様々で、そのバリエーションの豊かさに、私たちの日常が支えられているのかもしれません。世の多くのデザイナーは、人々に何かを伝えるときに、 どんな文字を使うべきかといつも試行錯誤を繰り返しています。最近では、デザイナーに限らず、多くの人がパソコンで文字を選べる時代になりました。そんな時代だからこそ、もっと文字の面白さや奥深さを伝えたい。 日の文字を支えてきた企業「モリサワ」の協力のもと、みなさんの知らない文字の素敵な世界にご招待します。 文字について少し詳しく知るだけで、毎日がもっと楽しくなるはずです。

    『嘘じゃない、フォントの話』 | CINRA
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    スキルアップしたい 若手が活躍できる フレックス 未経験 新卒 アートが好き ファッションが好き 音楽が好き 映画が好き 自由な働き方 リモート面接・説明会可 リモートワーク実施中

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