岸田文雄首相(広島1区)の資金管理団体は31日、広島市中区のホテルで政治資金パーティーを開いた。首相は欠席し、長男の翔太郎秘書が近況報告で政務担当秘書官を6月に辞職したことに言及し「一からやり直していきたい」と述べた。 会合は非公開。出席者によると、翔太郎氏は昨年末の忘年会の際に公邸内で親族と記念撮影したとの報道を受け「多くの方から叱咤(しった)激励をもらった。しっかり受け止める」などと語ったという。 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)後の8月6日の平和記念式典については「総理が強い思いを持って臨む」とも話したという。自民党の小野寺五典元防衛相の講演もあった。 出席者によると、会費は1人2万円で数百人が参加した。大臣規範では政治資金パーティーについて「大規模なものの開催は自粛する」と定めている。