ブックマーク / bambi-eco1020.hatenablog.com (38)

  • ドムドムハンバーガーへ行ってきた - バンビのあくび

    その昔。 私が住んでいた都会でも田舎でもない平々凡々なマチにドムドムハンバーガーができた。 小さな駅の横に「ファーストフード店が建った!」と皆が浮かれていついた。 子どもでも手の届く値段のコロッケバーガーをべながら、友達と待ち合わせもした。 まだ携帯電話もなかった時代の話である。 それから様々なファーストフード店が建ち、駅横という立地の上でドムドムを訪れることはあっても、わざわざ「ドムドム行こうよー」とまでは言わなくなった。 マチに溶け込んだ「そこにあるのが当たり前」だったドムドム。 何年か経ち、駅の建て替えを機に、私のマチからドムドムが消えた。 少しずつ、姿を消していくドムドム。 今や探すのが困難かも知れない。 *** 数年前、千種を訪れた時のこと。 息子が「お母さん、あのハンバーガー屋さんなに?ドムドムハンバーガーって初めてみた!」と言った。息子の指差す先には確かに見覚えのあるゾウ

    ドムドムハンバーガーへ行ってきた - バンビのあくび
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    horahareta13 2015/04/19
    むかしは土曜日だけ甘辛チキンバーガーが半額になってよく行ってた良き思い出
  • 『チェリー』は真夜中が楽しい - バンビのあくび

    『チェリー』のことを書くのは大部分が自分の為だったりします。 少しずつ記憶は朧げになるのに、そんな中でも頭に残っている楽しかった瞬間はホンモノなんだろうなと思ったからです。自分語りの日記ですが、続き読みたいよと言葉をくれ、引用スターも頂いたので、もうしばらく書いてみようかなと思います。 (連載で書くのはスポ根カテゴリのバレーボール以来ですねw) こちらは昨日書いたエントリです。 *** 私はそこまで頻繁に「チェリー」に出入りしていた訳ではないのだけれど、「チェリー」と言う場所はとにかくたくさんの人が出入りしていたように思う。 基的に「音楽の好きな人」が多かったので(というかほとんど?)、何かしら音楽の話をすればとりあえず間が持つ場所だった。ただ、田舎者のドンくさい私はその彼、彼女達がとても光り輝いて眩しく見えたのだ。「おおっ、この人達みたいなのが雑誌に載ってるような素敵な若者なのかも知れ

    『チェリー』は真夜中が楽しい - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/11/20
    すっごいキラキラした話
  • 頭がかゆかゆするお話。 - バンビのあくび

    最近、風邪をひいてる方が多いようですが、みなさんお元気でしょうか? こちらの写真はアンパンマンの指人形セットで、子どもがもっと小さい時にたくさんたくさん遊びました。指人形は指にはめながら、声色を変えて自由に遊べるのが良いですね。 メロンパンナちゃんをおっさん声にしたり、チーズがおねえっぽくなったりとなかなか楽しく遊んでいたんじゃないかと思います。 現在、娘が小学1年生なんですけど、なぜか1年生になると「アンパンマンいや!」って言い出しますよね?あるあるですよね。クラスの子も「きもっ!」と言ったり、「そんな子どもみたいなの興味ないもんねー」という体をしますよね?(いや、キミ達は十分子どもだけどな!) それがですね、小学6年生になるとまたブームがやってくるんですよ。 息子が遠足などの時に「アンパンマンのお弁当箱にしてー」とか言ってくるんです。 おそらくこれは「ネタ」的な意味合いなのではないかと

    頭がかゆかゆするお話。 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/11/13
    うちも昔毛じらみでいろんなシャンプー使って対処してました。懐かしい!反抗期は自分が親だと切なくなりそう
  • 子どもと本の関わりや著名人の楽しいエピソードを聞きました - バンビのあくび

    昨日、子どもの屋さん「メリーゴーランド」の店主である増田喜昭さんの講演を聞きました。 こんな機会はあまりないので、ものすごく楽しみにしておりましたが、私の期待以上に楽しいお話ばかりであっという間に時間が過ぎ去っていきました。 せっかく色々なお話を聞かせて頂いたので、こちらに記録代わりに残したいと思います。 話のメインは『こどもとの関わり方』でした。 まず、子どもがを読む子になるかどうかは10歳くらいまでに決まるとおっしゃられていました。 この年齢ぐらいまでの子どもは、能で動く事が多く、大人では理解出来ないことでゲラゲラ笑ったりします。その感性があるうちたくさんのに触れること。また、たくさんの経験をすることが大事だということでした。 また、「厳しいようだけど、読み聞かせは「を読んでいる」ということにはならないと僕は思っている」とおっしゃられていました。自分の手で表紙を開き、扉をあ

    子どもと本の関わりや著名人の楽しいエピソードを聞きました - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/11/11
    いい話。素敵。
  • 外の顔と内の顔 - バンビのあくび

    私から見た息子という人は興味があることへの探求は惜しまず、いつも顔が笑っていて、どちらかと言うと大人しい部類で、物事を円滑に進めるためならば自分が多少苦労しても良いと思っていて、わりと周りをみて動けるタイプの子だという認識でいます。 それに 対して娘は、下の子のせいか息子に比べたら少々ワガママで、良くも悪くも頑固な負けず嫌いで、可愛い物が大好きで、しっかりしているかと思いきやけっこう大雑把で、それなのにすぐに不安になっちゃう、そんな子だと思っています。 「きょうだい」として見た時に、娘の方が自己主張が強いため、私は学校でも娘はシャキシャキやっているのだとずっと思っていました。 保育園に通っていた時は面倒見の良いお姉さんタイプでクラスを引っ張っていたという事も伺っていましたしね。 けれど、こないだ親子レクのため、学校近くの施設に凧作りへ行った際の娘の行動を見ていたら「あれ?この子は家にいる時

    外の顔と内の顔 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/11/07
    なんだかんだ言っても実家は安心する場所ですよね。子供にもそうあってほしい
  • 夜の散歩 - バンビのあくび

    夜。 子どもが寝静まってから、ドアを静かに開けて外へ出た。 少しひんやりとした空気が体を纏った。 夏はいつ終わったのだろうかと曖昧な記憶を辿る間にも、冬の足音はゆっくりと近づいてくる。そんな今でしか感じられない心地良い、ひんやりとした秋の空気だと思った。 特に行き先がある訳ではない。 ただ歩きたかっただけなのだが、都会ではない「この地」では、ある程度方向を決めて歩かないと路頭に迷ってしまう。これと言ったランドマークもないのだが、さてどうしよう、と考えた時に「そうだ、海を目指そう」と思った。 海なし県出身の私は、海に対してとても憧れがある。幼い頃、家族で訪れた太平洋も日海もキラキラと水が輝いていてどこまでも広かったなぁと思いながら、てくてくと歩き出した。 国道が近づくと、車の音とともに動くテールランプの灯りが私の視界に入ってきた。テールランプの放つ光はひんやりとした夜の方が綺麗に見えるのは

    夜の散歩 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/24
    ママの裏側を覗いてるみたい。キラキラしてますね
  • 十人十色 - バンビのあくび

    真夜中に目が覚めた。 隣で寝ていた娘がごそごそと動いていたかと思うと、ティッシュペーパーを箱から何枚も引っ張り出す音が聞こえてきた。ああ、鼻血が出たんだなと思い、電気を点けて様子を見た。 寝ている間に鼻に手が触れるのか、起きたら血だらけと言うのは娘も息子も、かつての私も経験していることである。慌てない慌てない。 なんとか鼻血が止まると娘はまた毛布にもぐって寝息を立てはじめた。 私も毛布にくるまってもう少し寝よう・・と目を瞑ってみたのだが、なんだか眠れない。 そのうちに東の空が白んできた。 ああ、朝なのか。 もう朝なのだ。 最近は、朝方冷えるので、毛布さんは私に「起きろ!」とは言わず、いつまでも一緒にいてくれる。だから私も甘えて一緒にぐるぐるっと巻き付いて抱きしめる。 そんなふうに、だらだら、うとうとしているとだいぶ時が過ぎていた。 これではいかん!と重たい体を何とか起こしてベッドから降りる

    十人十色 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/20
    おめでとうございます!十人十色。いい言葉ですよね。
  • 地図が読める息子くん。なぜかセクシー娘ちゃん。 - バンビのあくび

    私の中でたまにやってくるどうでも良いことを書いちゃうわよーってな波があちらからやってきたので、今日はだらだらっと書いていきます。 ブックマークナゴヤへ行ったのですよと昨日のブログに書いたんですけど、あれ、けっこう地下鉄で移動してるんですね。 私、東京の地下鉄ならかろうじてわかるんですけど、名古屋の地下鉄なんて全然わからんのですよ。名古屋駅から栄に行くことは度々あるので、「東山線」っていう無敵な地下鉄路線は知っておるけども、桜通線?名城線?鶴舞線?なんのこっちゃそれって感じなんですよ。頭の中には「名古屋城に桜が咲いて鶴が舞う」と言う素敵なイメージしか浮かばず、このままでは私の「スキップしながら屋と雑貨屋を軽快に巡る」という計画がすべて水の泡・・。 そこでマントを翻し、じゃじゃーんと登場したのは、エレベーターマニアであり、小鉄の息子くん。 私が「このお店と、あっちのお店は行きたいの。ウフウフ

    地図が読める息子くん。なぜかセクシー娘ちゃん。 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/14
    はじめてのおつかいを見るような。勇ましい息子さんに嬉しくなっちゃいますね!
  • 偽らないココロ - バンビのあくび

    小学生の時、ナミちゃんと言う友達がいた。 ナミちゃんは幼稚園からの友達で裕福な家の子であった。遊びに行くとそこで働いている方々がナミちゃんのことを「お嬢さん」と呼んでいた。私はナミちゃんと一緒に遊んでいると楽しいのだけれど「お嬢さん」と言われるナミちゃんと遊ぶのはどこが居心地が悪いなとなんとなく思っていた。 ナミちゃんはワガママで自分の都合が悪くなるとすぐに泣いた。ちょっとしたことでも、ほんの些細な言葉のい違いでも、すぐにメソメソ泣き出した。こちらも泣いた子を相手にそこまでやり合う気もないので、結局それが物事の終わりを示していた。いつも泣いて終わる。今日も泣いて終わる。 そんなナミちゃんだから一緒に遊べる子は自ずと限られてくる。我が強い子はナミちゃんがすぐに泣き出すと「もう遊びたくない」とそのまま帰って行った。 小学生の時、みんなの間でお誕生日会をやるのが大流行した。各家庭、それぞれ何人

    偽らないココロ - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/09
    今を形成した良い話。
  • かえりみち - バンビのあくび

    仕事を終え、会社を出た。 空を見上げるとやや赤みがかった夕焼け空で、そこにあった雲は左から右に流れるように動いていた。今日は台風が過ぎ去った後で高い高い空はまだ風がごぅごぅ吹いているのであろう。大きなイモムシのような形をした雲も流れるように動いて行った。 私は車に乗り込み、運転席に腰掛けるとメガネケースからメガネ取り出した。しばらく前に買ったメガネもだいぶ私の顔に馴染んだと感じている。手早くシートベルトをしめ、エンジンをかけた。 駐車場から道路にゆっくり出ると、いつもと同じ道を同じように進んで行く。 しばらく車を走らせ、赤い光の見えた1つ目の信号で車を停止した。横断歩道を青い作業着を着て少しくたびれた顔の男性がせかせかと渡って行った。 左手にあったコンビニの前で女の子が2人、それぞれの自転車に跨って楽しそうに話をしていた。その手には中華まんがキュッと握られていた。「ああ、中華まんの美味しい

    かえりみち - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/06
    日本の四季は景色を彩ってくれるから毎日毎月毎年新しくていいですよね
  • リスタート - バンビのあくび

    昨日、息子が私に言った。 「2学期から授業妨害をしていた女の子は野村先生が怒ったら泣いたんだよ」って。 野村先生は背が高くひょろっとした若い男の先生で、いつもニコニコ温和な方である。怒ることもほぼなく、息子も「あの先生って怒ることがあるのかなぁ?」と口にするぐらいだった。 その野村先生が怒ったのである。 そして女の子は泣いた。 「野村先生、怒ったら思っていたよりこわかった」と息子は言った。 その場を見ていないので何とも言えないが、きっと怒り具合より、いつも見ない先生の姿が怖かったんじゃないのかなと思っている。 私は野村先生の感情が女の子にぶつかったんだと思っている。 別にふてくされてそのまま教室から出ていくことも出来るのに、出て行った先で泣くことも出来るのに、教室で泣いたことはそういうことなんじゃないかと思う。 今日、こちらの記事を読んだ。 ぜろすけさん主催の「短編小説の集い」に参加させて

    リスタート - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/03
    コメントしたいことがたくさんある。けど、お子さんの先生の話からF1までそれぞれおもしろかったです
  • 似て非なるもの〜ゆるゆるといきましょう - バンビのあくび

    息子の下着がくたびれたので、先日新しい下着を購入しました。 こちらなんですけど… ええ、言わずと知れたスポーツブランド「ルコックスポルティフ」です。 下着なんで特にこだわりもなくこれを手に取ったんですね。 で、息子に「新しい下着を買ったから着てね ー」と手渡したんです。 息子はただの白い下着を広げ、首のところについていたこのマークに気づき、こう言ったんです。 「お母さん、これ、何?コメリ?コメリの下着なの?」 ん? んん? 確かに。 めちゃくちゃ似てる! 私、ルコックはけっこう好きだったんですけど、もうコメリにしか見えなくなりました。 オサレスポーツブランドが田舎で「ででーん」と存在感を放つホームセンターに見えるなんて素敵。 息子はかえって気に入ったらしく、「今日はコメリ着るわー」とブンブン振り回しながら、前後ろ逆に着たりしています。そう言えば、昨日はパンツを前後ろ逆にはいていて、穴部分が

    似て非なるもの〜ゆるゆるといきましょう - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/10/02
    コメリwww しっぽが微妙に違う以外はそっくり!
  • りんごを一つ携えて - バンビのあくび

    皆様、ごきげんよう。秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか? 私はと言えば、先日、ぜろすけさんがこんな企画をしているのを発見したため、「これは取りあえず乗っかっておかねば!」と思い、せっせっと文章を書いたり(消したり)しておりました。 創作で文章を書いたことがなかったので、あっちやこっちをフラフラと彷徨って疲れ果てていたのですが、昨日、子どもの運動会を見ながらノートにぐちゃぐちゃ書き綴って、何とかまとまった次第であります。 はっきり申し上げまして、運動会がなかったら出来上がっておりませんでした!た! 「りんご」と言うお題に沿って私が書くとこんな風になるのねー、へぇー、と自分で思いましたので、「へぇー」「何これ?」「うひゃひゃ」と勝手に思って頂ければ嬉しいです。 まあ、あれですね、チャレンジ精神はあったんだと言うことだけわかって頂ければ。 ぜろすけさん、そんな機会を与えてくれてありがとうございま

    りんごを一つ携えて - バンビのあくび
  • 自分って何?自己を見つめなおせる絵本『ぼくのニセモノをつくるには』を読みました - バンビのあくび

    ヨシタケシンスケさんの新刊、 『ぼくのニセモノをつくるには』を読みました。 ぼくのニセモノをつくるには 作者: ヨシタケシンスケ 出版社/メーカー: ブロンズ新社 発売日: 2014/09/20 メディア: 大型 この商品を含むブログ (1件) を見る 大ヒット『りんごかもしれない』に続く、ヨシタケシンスケ発想絵第2弾。やりたくないことをやらせるために、ニセモノロボをつくることにしたけんた。ホンモノをめざすロボは、けんたのことをあれこれ知りたがって・・・。自分を知るってめんどうだけど、おもしろい! けんたくんが、ニセモノロボット(面倒なことを押し付ける自身の身代わりロボット)に自分のことをたくさんたくさん説明するおはなしです。 自分の身代わりになってもらうロボットですから、できるだけ細かく自分の事を説明しなければなりません。名前や家族構成はもちろんのこと、身体的特徴、好きなものや嫌いな

    自分って何?自己を見つめなおせる絵本『ぼくのニセモノをつくるには』を読みました - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/09/26
    絵本の世界感って柔らかくて面白い!
  • かぷかぷ笑ったよ - バンビのあくび

    毎日、子ども達に音読の宿題が出るため、手を動かしながら耳を傾けている。 息子は今、宮沢賢治の「やまなし」を読んでいる。 「やまなし」は何度か読んでいるので、内容は把握しているつもりだったが、息子が読み上げるのを聞いているとまた違った景色が見えてくる。 「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」 息子は「かぷかぷ」を空気を大きく吸い、含みをもたせながら「かぷかぷ」と読むので、言葉が波に浮かんでいるような気がする。かぷかぷ。 それを聞くと、私も娘も「かぷかぷ」「かぷかぷ」と同じように言いたくなって、その時ばかりは「かぷかぷ」しか言わない私達の会話が始まる。 「かぷかぷ。」 「かぷかぷ?」 「かぷかぷ!!」 もう、何のことやらわからない。 親子だから辛うじてわかるかな?と言うくらい。 そして、娘はその後、Eテレ「にほんごであそぼ」でやっていた「クラムボンは笑ったよ〜♪」の歌を歌いだす。 リズムに乗った「や

    かぷかぷ笑ったよ - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/09/21
    求められた時にハマる記事になりたいですね
  • ふりふり歩く - バンビのあくび

    「髪の毛は長い方がかわいいから切りたくないの」 ずっとそう言っていた娘が、先日バッサリと髪の毛を切った。 祖母に「少し切ってみる?」と言われ、その気になったらしい。 黒髪のおかっぱ頭。 娘の顔は「純和風」なので、その髪型だと絣の着物が似合うのではなかろうかと内心思っている。 息子が赤ちゃんの時は連れて歩くと女子高生が寄ってきて「かわいい〜♪」とキャッキャッとしながら言ってくれたが、娘が赤ちゃんの時は「あらまぁ、ぷくぷくして可愛い赤ちゃんだこと!」とご年配の方々がベビーカーを覗き、微笑みながらそう言った。 娘は自分のことが「かわいい」と思っていて、ドレスのようなヒラヒラやレース、リボンなどを好む。 写真を撮ろうとすると、いちいち可愛いポーズでアピールしてくる。 可愛いなぁと思いつつ、その女らしさに面らう時もある。 洋服だけでなく、可愛らしい小物なども好きで、私の持ち物が度々狙われる。 ノー

    ふりふり歩く - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/09/15
    重力には逆らえず。けどほっこりする話
  • ボールで弧を描く - バンビのあくび

    小学生の時、クラスでラケットベースをやったことがある。 野球みたいなルールで、打つ時にバットではなくラケットを使うので、初心者や女の子でもボールが当たりやすいスポーツだ。私は、運動が得意だったので、打つのも走るのも問題なかったけれど、1つだけとても苦手としていることがあった。 それは高く上がったボール、「フライ」を取ることだった。 ゆるい球なのに…と思われるかも知れないが、空高く上がったボールの真下に行くと顔面にボールが落ちるのではないかととてもこわかったのだ。「顔に当たったら怖い!」と思うあまり、手だけを前に突き出して取ろうとするものだから、ボールの重さも感じるし、取れないことも多かった。 負けず嫌いの私は、それが悔しくて同じクラスのマッキーと言うあだ名の男の子に「フライの取り方を教えて!」と頼んだ。マッキーは平然とした表情で「いいよー」と言ってくれた。 帰宅後、ランドセルを放り投げて、

    ボールで弧を描く - バンビのあくび
    horahareta13
    horahareta13 2014/09/12
    面白かったです。なんか話の展開に感心
  • 『サマーサイダー』を読んで。思い出した大群の話。 - バンビのあくび

    昨日、書いた夏のぬけがら - バンビのあくびでも、わかったかも知れませんが『サマーサイダー』を読みました。市川春子さんが描く表紙が素敵です。 幼馴染みの倉田ミズ、三浦誉、恵悠は廃校になった中学の最後の卒業生。揺らぐ三角関係の中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師をめぐる秘密があった。 夏が再び訪れ、廃校舎に隠した罪の記憶が三人を追いつめてゆく。 ほの暗い恐怖を漂わせながら、少年少女の切ない関係を瑞々しく描く傑作青春小説。 三角関係の青春モノかと思いきや、ホラー要素も少し含んだ奇妙で不思議な話でした。 これを読んだ女性の多くが「三浦みたいな人、好きだわー」って言ってそうな気がしました。私も三浦みたいな人は好きです。うへへ。 このを読むと「蝉」を見た時に色々思い浮かべてしまいます。 それほど「蝉」が色濃く心に残ってしまう。 面白いのでぜひ、読んで見て下さい。 そして、こちらの

    『サマーサイダー』を読んで。思い出した大群の話。 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/09/01
    おもしろそう!真夏に読んでみたかった!!
  • ガラスと風の音色 - バンビのあくび

    東京駅から地下鉄に乗った。 東京の地下鉄は何度乗っても乗り換えがわからなくなる。いや、「わからなくなる」は正しくなくて、実際には「覚えようとしない」かも知れない。 トウキョウの地下にはたくさんたくさん穴が掘ってあって、その穴の深さも様々で、それを不思議と思わず当たり前のように過ごす日々は無機質だと思う。良くも悪くも。 生暖かい空気がまとわりつき、息苦しさを感じながら地下鉄に乗った。 乗り換えは電車が好きな息子が全て知らせてくれる。娘はやっと手が届くようになった吊り革につかまり、ちょっとだけ大人びた自分に酔いしれている。 建物の景色はない地下の中。 稀に聞こえる警笛は地上より鮮明に聞こえる気がする。 地下鉄を1度乗り換えた。 地下鉄の乗り換えはものすごく歩かされる時があるので、降りてから「さて、どうだ!?」といつもグイッと前を向く。どこまでも延々と歩かされるのであるなら、風景が変わればもう少

    ガラスと風の音色 - バンビのあくび
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    horahareta13 2014/08/17
    子供の純粋な心に大人ながらの童心くすぐられますね
  • 遠き夏の日のあと - バンビのあくび

    キミは自転車を止めるとこう言った。 「実はあなたに一目惚れしたんです。付き合うとかそんなのはまだ良いんですけど、とりあえず友達になってくれませんか?」 一瞬、時が止まった。 あまりにも急な告白だったため、言われた言葉の意味を理解するのにしばらくの時間を要した。 今までに告白されたことがない訳ではなかったが、ひたすらボールばかりを追っていたのでそう言ったものは全てお断りをしていた。それから大抵の場合、すぐに「付き合って下さい」の言葉が出てきたので逆にお断りしやすかった。 だが、今回は「とりあえず友達になってくれませんか?」と言われたのだ。これはあまりにも断りづらい。まだあまり知らないとは言え、キミは悪い人には見えなかった。 それに、今ここで何らかの答えを言わなければ帰ることが出来ないとも思った。 「あぁ…友達なら良いですよ」 私はそう言った。 キミは少し笑った。よく見たら手が小刻みに震えてい

    遠き夏の日のあと - バンビのあくび
    horahareta13
    horahareta13 2014/08/07
    えこさんの気持ちわかるなー。甘酸っぱい