日本語の組版処理をサポートした日本語版TeX (アスキー日本語TeX、pTeX)に、TeXの拡張版としての機能を備えるe-TeXをマージした「e-pTeX」が公開された。pTeXに対するパッチの形で用意されたソースコードのほか、パッチ適用済のWindows版バイナリパッケージが有志ユーザにより配布されている。最新版は、1月20日公開の「eptex-80120.19」。 e-pTexは、pTeX 3.1.10をベースにe-TeX 2.2相当の機能と、10進21桁の浮動小数点演算機能を追加した、日本語TeXの新しい実装。東京大学の北川弘典氏が、同大理学部数学科の授業内プロジェクトとしてスタート、変更を加えた部分を拡張BSDライセンスのもとpTeXのパッチとして公開したもの。なお、開発はTeX Live 2007 (Web2C-7.5.6) 環境下で行われているため、teTeX 3などのWeb2