はじめに 近年計量経済学と機械学習の融合分野の研究が盛り上がりを見せています. 例えば, KDD2018やNeurIPS2018で関連のTutorialが開催されるなどしています. その流れの一つとしてMicrosoft ResearchがEconMLというパッケージを公開していて非常に有用だと思ったので簡単に紹介します. 目次 Conditional Average Treatment Effects Estimation EconMLとは Meta-Learners 用法と簡易実験 さいごに 参考 Conditional Average Treatment Effects Estimation ある特徴量で条件付けた際の介入の因果効果の期待値を Conditional Average Treatment Effects Estimation (CATE)と呼び, 次のように表されます.