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ブックマーク / ny47th.hatenadiary.org (3)

  • 「資本市場」283号:サブプライムの「戦犯」(?) - 47thの備忘録

    CDSのCCPについての記事が手許に届いた月刊「資市場」283号(2009年3月号)に「欧米のCDS清算機関設立動向」という記事があったので早速目を通し始めたところ、それ以外にも以下の論文が非常に興味深く、思わず読みふけってしまいました。 広田真人「クレジットリスクの破綻は確率現象か?−サブプライム・ショックに対する金融工学の責任を巡って−」 渡辺信一「「金融工学」の誤解−証券化商品に対する批判に関する一考察−」 何れも「金融工学」あるいは「確率・統計論」によるアプローチがサブプライム問題にどのような影響を与えたかということを取り扱っているのですが、タイトルからして対立点は明確です。 広田論文は、「サブプライム問題とは、一言で言えば、来少なからぬリスクを持つサブプライム関連の証券化商品を低リスク商品と見間違い、低リスク=低リターン型商品を高収益商品に衣替えする定番としてのレバレッジをか

    「資本市場」283号:サブプライムの「戦犯」(?) - 47thの備忘録
  • Suggested best practice for submissions of technical economic analysis from parties to the Competition Commission - 47thの備忘録

    英国のCompetition Comission("CC")から、2009年2月24日付けで経済学的分析提出に際してのベスト・プラクティスのガイドラインが公表されました(プレス・リリース、PDF)。 わが国でも最近は企業結合の場面を中心に統計学・経済学的分析が用いられることが多くなっていますが、ヨーロッパでもその傾向は同じようです。 もっとも、こうした分析の含意を的確に把握して議論するためには分析の呈示の仕方にも工夫が必要なところですが、そういう意味でこのCCのガイドラインは参考になります。

    Suggested best practice for submissions of technical economic analysis from parties to the Competition Commission - 47thの備忘録
  • 日本のクレジット・デリバティブ市場の不思議(続き) - 47thの備忘録

    誰が「保険」を売る/買うんだろう? 前回は、日のクレジット・デリバティブ市場は金融危機前からどこかいびつなところがあったんではないかという話をしたんですが、どうして、そんなことを思ったかというと、CDSの典型的な使われ方にあります。 CDSの典型的な使われ方の一つとして、銀行が企業貸付けに伴う個別企業の信用リスクをヘッジするというものがあるそうで、日でも主たるプロテクション・バイヤーは(都市)銀行のご様子*1。 そこでわき上がったのが、銀行に信用リスクの保険を売る相手っているんだろうか?、というか、何で銀行は信用リスクの保険を他から買うんだろう?、という疑問です。 CDSの質が「保険」だとすれば、言うまでもなく市場の成立のためには「情報の非対称性」を克服する必要があります*2。 昔に比べれば銀行の立場は相対的に弱くなったと言われますが、それでも銀行は取引関係のない外部投資家に比べれば

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