サーバーの仮想化は、コストパフォーマンスの向上・管理者の手間の軽減といったメリットが大きいため、このところ導入事例が急増している。仮想化環境では、従来とは異なる運用管理の技術が必要とされるケースも少なくない。今回は、仮想化環境のバックアップに関する注意点やテクニックを説明する。 サーバー仮想化とは この数年、「仮想化(Virtualization)」はIT業界の注目キーワードとなり、分散する多数のサーバーを集約する技術として導入が進んでいる。仮想化技術を利用してサーバーを統合することのメリットには、ハードウェアコストの削減、保守コストの削減、運用管理工数の削減、サーバーリソースの有効活用などが挙げられる。要約すれば、システムのコストパフォーマンス向上と、運用管理の効率化を実現できるわけだ。 サーバーを仮想化するソフトウェアには、MicrosoftのHyper-VやVMwareのInfras
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