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第2回 やっている・できている“つもり”を疑う
前回は情報漏洩対策の現状を俯瞰した上で課題を解決するための7カ条を列記しましたが,今回からは,7カ... 前回は情報漏洩対策の現状を俯瞰した上で課題を解決するための7カ条を列記しましたが,今回からは,7カ条それぞれについて実例を挙げて解説していきます。 情報漏洩対策に限らず,事故や事件の後に「対策している/できている“つもり”だった(けれどできていなかった)」という当事者の弁が聞かれることは珍しくありません。では,どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか?原因はいくつかあります。対策の内容についての確認が不十分なこと,事故や事件の影響範囲の想定を限定してしまっていること,対策が形骸化してしまっていることなどです。それぞれの例を取り上げ,改善策を考えてみましょう。 確認の不徹底がもたらす“つもり” 確認の不徹底がもたらす“つもり”の典型例が,ウイルス対策ソフトの更新やパッチ・プログラムのインストールです。最近では自動化が進み,パッチ・パニックなどの付随的な問題を除けば管理者の負荷は以前
2009/10/15 リンク