京都市で5日、乗用車が軽乗用車など6台に接触しながら、約3キロ追跡したパトカーを振り切って逃走した当て逃げ事件があり、府警中京署は12日、道交法違反(無免許運転、事故不申告)などの疑いで、京都市北区の無職の少女(16)を逮捕した。同署によると「交通違反が見つかって無免許だとばれるのが嫌で逃げた」と容疑を認めている。 同署によると、少女は5日午後2時半ごろ、無免許で乗用車を運転し、同市右京区の右折禁止の市道で右折、パトカーに停止を求められたが逃走。軽乗用車など6台に接触しながら逃走を続け、約3キロ先でパトカーを振り切った。けが人はなかった。 同署によると、ナンバーなどから割り出した車の所有者の男性会社員(58)から事情を聴いたところ、長女である少女が浮上。犯行後、少女は府外に逃げており、荷物を取りに自宅に戻ったところを張り込んでいた署員が逮捕した。