ハリウッドの恥部「赤狩り」 アメリカ映画界にとって、赤狩りは歴史の恥部というべきものなのだが、そのハリウッド自身の手が何度か映画の題材にもなっている。 ロバート・デ・ニーロ主演の「真実の瞬間(とき)」やジョージ・クルーニーが監督した「グッドナイト&グッドラック」などは赤狩りと戦う作家やジャーナリストを真正面から描いた作品だが、赤狩りが作品中に登場する作品となればもっと多くの作品の名前が挙がるだろう。 赤狩りは、自由をなにより尊重するアメリカで起こった、表現の自由に対する重大な危機だった。ハリウッドの歴史を紐解いてみると案外表現の自由は常に保障されていたものでもなく、赤狩りの他、ヘイズ・コードなど表現を大幅に規制するシステムが過去存在していた。 そうした表現規制は自然と淘汰されたわけではない。それに対して異を唱えた人たちがいて、戦って自由を勝ち取ったのだ。 参照記事:【児童ポルノ改正法案問題
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