■貧困層ほどネットにはまる 富裕層に比べ、貧困層の子どもほどゲームやソーシャルネットワークなどの利用に時間を浪費している。こんな調査結果が5月29日の「New York Times」に掲載された。 ■デジタルデバイス普及の国策が裏目に 米国では貧困層でもデジタルデバイスの扱いを習得できるよう、補助金を支給してパソコンなどの普及を図ってきた。 その成果として、生活が厳しい貧困家庭でも、ラップトップパソコンのほかに、Xbox360やWii、スマートフォンなどを所持している。 子どもたちも利用しているが、貧困家庭では利用法についての教育が行き届かない傾向が強く、子どもたちはほとんどの場合、娯楽に利用している。 ■富裕層と貧困層の格差拡大 カイザー・ファミリー財団が2010年に発表した調査結果によると、親が大卒以上の家庭に比べ、それ以外の家庭では、子どものデジタルデバイス利用時間が約