容疑者入退室時を録画=拒否場面も、取り調べ可視化−最高検 容疑者入退室時を録画=拒否場面も、取り調べ可視化−最高検 最高検は3日、試行中の取り調べ録音録画(可視化)について、容疑者が取調室を入退室する場面も録画するよう、全国の地検に指示したと発表した。録画の空白時間をなくすとともに、容疑者が拒否する場面も記録に残す狙い。今月から適用する。 これまでは、容疑者の了承を得てから録画を始めることが多かったが、調べ官が誘導して録画を拒否させたと指摘されることもあった。このため、最高検は「告知は必要だが、了承は必要ない」という考え方を徹底。入室時から録画を開始することで、容疑者が拒否する場面を記録するほか、拒否されても必要であれば録画を続けられるようにした。(2012/09/03-19:10)