神奈川県警は11日、女子高生の尻を触ったなどとして逮捕された、南署地域1課巡査、小林裕樹被告(20)=強制わいせつ罪で起訴=を懲戒免職処分とし、監督責任として当時の同署署長(60)を本部長注意とした。 県警によると、小林被告は今年1月、横浜市旭区の路上で女子高生(17)のスカートをまくり上げ尻を触ったなどとして県警に逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けた。4月には東京都町田市の路上で女子中学生(13)に刃物を示して胸を触ったとして警視庁に逮捕され、強制わいせつ罪で起訴された。 小林被告は「高校生のころから痴漢行為を繰り返し、警察官になれば痴漢をやめられると思ったが、欲望を抑えられなかった」と話している。平成22年4月に採用され警察学校に入校したが、学校在籍時の同5月ごろから「9件の痴漢をした」とも説明している。