非常に面白い内容の新書を献本頂いたので早速レビュー。 「芸人」から見た日本社会 (公式サイトより) 本書の著者は「マキタスポーツ」の芸名で知られる槙田雄司氏。芸人の目線から、日本社会に異論を投げかけています。 ツッコむ、ボケる、ウケる、スベる……本来であればお笑い芸人だけが気にしていればよかったことを一般の人々も気にするようになったのです。 私から言わせてもらえば、別にそんなに必死にならなくていいんじゃないか。そう思っています。一般の人たちはお笑い芸人ではないのだから。 「一億総ツッコミ時代」というタイトルの通り、本書の主題は「ツッコミ」にあります。感のいい方なら、槙田氏が抱いている違和感について、このタイトルだけで共感するでしょう。 世の中がバラエティ番組化していくと同時に、マスコミ視点で、他者に対して、ツッコミをする人が本当に増えたと感じています。 自分では何もしていなくても、他人のこ