何とはなしに堀井憲一郎さんの「若者殺しの時代」を読み返していたら、その最初に「一杯のかけそば」のことが書いてあって、それで最近のいろいろな事件のことが頭に浮かんだ。 「一杯のかけそば」の事件?は1989年つまり平成元年のできごとだから、いまから25年くらい前のことで、30歳以下くらいのかたは知らない話だろうと思う。 「一杯のかけそば」という童話?が有名になったのだが、そのきっかけは「週刊文春」での全文一挙掲載であった。その惹句には「編集部員も思わず泣いた感動の童話『一杯のかけそば』一挙掲載」とあった。その後、テレビのワイドショーが狂ったように取りあげた(たぶん、狂っていたんだとおもう・・堀井氏)。フジテレビでは午後のワイドショーで月から金まで連続で『一杯のかけそば』特集が組まれ、5人のひとが日替わりでそれを朗読した。(どうかしてる・・堀井氏) 「あなたはもう『一杯のかけそば』を読みましたか