タグ

ブックマーク / honz.jp (3)

  • 『なぜヴィーガンか?』 シンプルな論理とそれが人びとに与えた影響 - HONZ

    読むたびに思う。ピーター・シンガーの論理はシンプルで、それゆえに強力だ。シンガーの論理に異を唱えようとすると、その反論のほうが小手先の屁理屈のように聞こえてしまう場合も少なくない。そして、シンガーの論理は強力であると同時に、そこから帰結する内容が厳しくもある。シンガーの論理を反駁できないならば、またそれを頭で理解したならば、わたしたちは自らの生き方を変えなければならないはずである。 書は、哲学者ピーター・シンガーの肉に関する論考を集めたものである。シンガーは、「動物解放論」の代表的論者であり、1970年頃から菜主義を実践している。そして、後で紹介するように、その論理によって多くの人たちの生き方を実際に変えてきた人物でもある。 そのタイトルどおり、書はなぜ肉を控えるべきかを説いている。シンガーによれば、そのおもな理由は3つある。すなわち、(1) 動物への配慮、(2) 気候変動の問題

    『なぜヴィーガンか?』 シンプルな論理とそれが人びとに与えた影響 - HONZ
  • 『おもしろ遺伝子の氏名と使命』 – HONZ

    珍しい、面白い、役に立たない。三拍子揃った珠玉の一冊である。屋で見つけて中身を数ページめくった後、思わずガッツポーズが出た。 DQNネーム、キラキラネームなど、ネーミングにまつわる問題が深刻化して久しい。その流れを受けたわけでもないのだろうが、アカデミックの世界でもネーミング周りが大変な状況になっているようだ。 書で取り扱っているのは遺伝子の領域。地道な研究が実を結び、未知の遺伝子や変異体などを発見した研究者は、自分自身で名前を付けることが出来る。その遺伝子が体内で何をしているのか、人類にとってどのように役立つのか、そんな深い思いを込めてネーミングは付けられているが通常だ。 ただ中には、そのネーミングに小ネタを仕込んでくる研究者もいるのだという。そんな偉業の中に潜む遊び心を、いくつか紹介してみたい。 ショウジョウバエの生殖に関する研究のさなか、ある変異体が見つかった。その変異体は、メス

    『おもしろ遺伝子の氏名と使命』 – HONZ
  • ヒト・マイクロバイオム・プロジェクト - HONZ

    『完全なる証明』『フェルマーの最終定理』『バースト!』『宇宙創成』『暗号解読』『ビッグバン宇宙論』『世界でもっとも美しい10の科学実験』『代替医療のトリック』「不思議宇宙のトムキンス』『悪霊にさいなまれる世界』『DNA』……。挙げればきりがないほどの名著の翻訳を手がけている、サイエンス・ノンフィクションにおける日一の翻訳者、あの青木薫さんの連載が、いよいよHONZで始まります。題して「青木薫のサイエンス通信」。海外の科学記事から気になるトピックを取り上げ、ちょいとゆるい感じで紹介してくれます。 第一弾では、「人体に住まう細菌ワールド」を取り上げます。うーん、興味深い……。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ところで(唐突(^^ゞ)近年、アメリカのヒト・マイクロバイオム・プロジェクト(ヒトゲノムの後継計画)の関係もあって、マイクロバイオムの話題がいろいろあるよ

    ヒト・マイクロバイオム・プロジェクト - HONZ
  • 1