サイト公開からの期間、見出しのh1要素やh2要素、直帰率、共用ホスティングサービスを使っているかどうか――これらの要素にはどのような共通点があるだろうか。その答えは、グーグルの検索順位に直接影響を与えるものは1つもないということだ。 これはほっとする話かもしれない。今回のホワイトボード・フライデーでは、検索順位に影響を与えると一般に思われているにもかかわらず、実はグーグルがまったく気にかけていない10の事柄をランドが紹介する。 Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。今回は、グーグルの検索順位に影響を及ぼさない事柄について話をしよう。 ウェブサイトやウェブに対して施したすべての作業が、検索順位に影響する可能性がある そんな風に考えている人は多い。もちろん、僕がこれから話すように、間接的な影響を与えるものもいくつかある。 だが、実に多くの事柄が、グーグルの検索
Web担当者に任命されると、最初はわからないことの多さに途方に暮れると聞きます。SEO、CMS、DMP、CSSなど耳慣れない3文字の略称はたくさんあるし、技術もどんどん進歩していくなかで、勉強しても勉強してもキャッチアップしきれないことへの不安もあるでしょう。 デジタルマーケティングの世界では、「PDCA(Plan/Do/Check/Action)」もよく聞かれる言葉です。最近は、高速PDCAという言葉も耳にしますが、やみくもに回しても成果は得られません。そこで今日、紹介するのはユーザの行動理解から始める「STPD(See/Think/Plan/Do)」のプロセスです。 なんだか難しそうだと思うでしょうか。でも、安心してください。基本中の基本をしっかり押さえておけば着実に成果を上げていくことはできるのです。「Web」「デジタル」だからといって特別に身構える必要はないのです。 経営学者のピー
グーグルは、「続きを読む」リンクの背後に隠れているテキストを、表示されているテキストと同等に扱っているのだろうか? 簡単に言ってしまえば答えは「ノー」だが、そこには単なるノーだけではないニュアンスがある。 今回のホワイトボード・フライデーでは、CSSやJavaScriptを使用した隠しテキストをグーグルがどのように重み付けしているのかについて、ランドが説明する。 Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。今回は、さまざまな隠しテキストについて考えてみよう。 とはいえ、ここで取り上げるのは、1990年代から2000年代初めにかけて見られた「黒の背景に黒いテキスト」「白の背景に白のテキスト」というキーワードスタッフィング系の、スパムのような隠しテキストのことではない。 そうではなく、CSSやJavaScriptを使って、ページ内にオーバーレイや折りたたみテキストを
次々読まれる文章の「文章構成」の実践編として、今回は具体的な3つの「文章構成のテンプレート」を紹介していきます。 テンプレートは、当てはめるだけで目的に沿った文章の流れができる「文章構成の型」です。構成が決まっていると、安心して「内容(メッセージ)」に集中できますので、あなたの文章クオリティアップにつながります。 テンプレートを具体的に解説する前に、テンプレートを効果的に活用するために必要な前提を共有させてください。 文章を書けなくしている「思い込みの罠」「文章は始めから、順番通りに書かなければならない」という思い込みは、ありませんか? もし、その思い込みを少しでもお持ちなら、すぐに捨ててください。「書き始め」から順番に書かなければならないと思っていると、手が止まり、文章自体が書けなくなってしまいます。 まず、ここで大前提としてお伝えしたいのは、「文章はどこから書いてもいい」ということです
Googleのアルゴリズム変更により、中古車市場で圧倒的な実績を持つ「Gulliver(以下、ガリバー)」のコンテンツ戦略は、2015年末から苦境に立たされていた。売り上げに直結するいくつものキーワードで検索順位が急落したのだ。さまざまな選択肢のなかで、ガリバーを運営するIDOMが選んだのは「ユーザーニーズに応えたコンテンツを、社内で地道に作る」という直球勝負の道だった。 アサインされたのは三井紀子氏。彼女はWeb未経験だったにもかかわらず、たった半年で流入数を対前年比32%回復させることに成功した。その道のりを、「コンテンツ制作の指導者」として伴走してきた当社の白砂ゆき子、岡村眞友子(Faber Company)とともに振り返る。 2015年末に検索順位が急落。原因はGoogleのアルゴリズム変更――「ガリバー」のコンテンツマーケティングのテコ入れは、どんなきっかけで始まったのですか?
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 都内の繁華街にあるヘルスケア系の路面店は、10年前の開業当初、ミニコミ誌やポスティングで集客していました。しかし、ライバル企業の多さもあり、費用対効果が悪く廃業か移転を考えるほど追い込まれます。 あるとき、知人から同様の状況からリスティング広告(検索連動型広告)で大逆転した事例を聞き、Webの集客に注力すると決意します。その大逆転劇に関与していた私のところに相談に来たのが9年前のこと。 いまでは一般化しているリ
3月上旬に、最近ではかなり規模が大きい順位変動が発生した。グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏の冗談をきっかけに、フレッドアップデート(Fred Update)とSEO界隈では呼ばれている。 日本でも、フレッドアップデートの影響を受けたと騒いでいる人がいる。 このフレッドアップデートについて、グーグルのアルゴリズム分析の第一人者として名高いグレン・ゲイブ氏は、「品質評価に関するコアアルゴリズムのアップデート」だとしたうえで、影響を受けたサイトの特徴を次のように解説している。 コンテンツが薄っぺらく、低品質 金儲けだけを主眼にしたサイト ―― 広告過多、コンテンツを下に追いやるような広告、行き過ぎたアフィリエイトなど 粗悪なユーザー体験 ―― ダウンロードボタンに見せかけた動画広告や、表示されないFlashなど モバイル対応していない このアルゴリズム変更に関して、グーグルはほぼ口を閉ざしてお
ウェブ担当者:はあ……(と深いため息)。か、書けない。 寳:こんにちは。あっ、今日は新しいリスティング広告の広告文「拡張テキスト広告」※を考えていたんですね。これまでより、表現の幅が広がってよかったですよね。 ウェブ担当者:どこがいいんですか……私、文才ないんで、こんなに広告の文字数が増えちゃって、もううんざりなんですけど。これまで「広告表示オプション」で使ってたものと、かぶるのも気になるし……。 寳:ははは、困っておられるようですね。残念ながら、書くことに特効薬はないですけど、大事なところですからね。しっかり書いていきましょう。 グーグルとヤフーの仕様は共通化していく傾向のため、この記事ではAdWordsの「拡張テキスト広告」とともに、「広告表示オプション」についても説明します。 「広告文=キャッチコピー」という考えを、いったん捨てる拡張テキスト広告とは、Google AdWordsの新
グーグルは、不正確だったり攻撃的だったりヘイトを含んでいたりするコンテンツが検索結果に表示されないように取り組んできている。グーグルに15年務めているエンジニアがそのようにコメントし、さらに最新版の検索品質評価ガイドラインにもそうした情報が追加されている。 グーグルは、次のようなコンテンツを「低品質」として扱うようにアルゴリズム改善を進めているということだ。 攻撃的なコンテンツ怒りを引き起こすコンテンツ不正確なコンテンツ憎悪に満ちているコンテンツ実際に、最新の検索品質評価ガイドライン(2017年3月14日版)では、そうしたチェックに関する記載が追加されている。 念のために補足しておくと、「検索品質評価ガイドライン」は、グーグルの検索結果が想定どおりになっているかをチェックする人間の評価者のためのマニュアルだ。本来ならば、グーグルに委託された品質評価者だけに与えられるのだが、2015年12月
DeNAは、2016年に発生したWELQをはじめとする“キュレーション”メディアの問題に関する第三者委員会による調査報告書を受領し、その内容と、今後の対応方針などを3月13日に発表した。 調査結果を受け、DeNAでは次のような関係者の処分を発表している。 守安功氏(代表取締役兼CEO): 月額報酬の50%を6か月減給(2016年12月公表の30%を6か月減給から変更)村田マリ氏(執行役員メディア統括部長兼Palette事業推進統括部長): DeNA執行役員、子会社iemo代表取締役、Find Travel代表取締役を辞任する意向を表明中川綾太郎氏(子会社ペロリ代表取締役): 3月12日付けで同社の代表取締役を辞任その他執行役員など27名についても就業規則に基づく処分調査結果によると、DeNAが運営していた10サイトの記事についてサンプル調査を行った結果、次のような問題が見つかったという。
完璧な書き手なんていない。個性を生かせるかは発注者次第オウンドメディアに記事を執筆してもらう書き手をアテンドする際に、優先すべきは「書けることがある人=コンテンツを持っている人」かどうかです。 文章の上手い下手は、必ずしもいい書き手の条件ではありません。 書き手に読み応えのある記事を書いてもらうために、発注者であるわれわれは何をすべきでしょうか? それは「書き手が持っている面白いコンテンツを実際に記事に落とし込む」といったアウトプットのお手伝いです。 そのために、オウンドメディアへの寄稿をお願いする際、はてなでは書き手1人1人に対して担当編集がつき、執筆前の打ち合わせから記事完成までをフォローしています。 記事を書いてください! それも最初から完璧に!! 上記のような丸投げのオーダーではいい記事はできません。 誰にどんな内容を書いてもらい、成果物をどのようにブラッシュアップするか。それらを
今日は小ネタですが、内容は大きいです。サイトでサポートするブラウザからIE 9やIE 10をを切り捨てて、IE 11だけ気にすればよくなる日が近づいています。つまり、HTML5やCSS 3を安心して使えるようになるということです。Vistaのサポートが終了する4月11日が待ち遠しいですね! Windows Vista SP2の延長サポートは2017年4月11日に終了4月11日から、IE 9もIE 10もサイトでサポートしなくてよくなります。 というのも、マイクロソフトは、Windows Vista Service Pack 2(Vistaの最終バージョン)の延長サポートを2017年4月11日に終了するのです。 「延長サポート」とは、メインストリームサポートが終了したあとに、セキュリティ更新プログラムを提供するサポート期間です。延長サポートが終了するということは、セキュリティに問題があっても
電通は2月23日、2016年1月~12月の日本の総広告費を推定した「2016年 日本の広告費」を発表した。日本の総広告費は6兆2,880億円(前年比101.9%)となり、5年連続で前年実績を上回った。 運用型広告が大きく成長、ネット広告市場の牽引役はPCからモバイルへ媒体別の広告費をみると、インターネット広告費(媒体費+広告制作費)は1兆3,100億円(前年比113.0%)。媒体費単独では1兆378億円となり、制作費を除いて初めて1兆円を超えた。 インターネット広告のなかでも、運用型広告費が7,383億円(前年比118.6%)と好調だった。データやテクノロジーを活用する広告主が増えたこと、高機能化によってブランディングやリーチの役割を担うようになったことが成長を後押しした。デバイス別ではスマートフォンが引き続き成長、モバイルシフトが進んだことで、市場の牽引役がPCからモバイル中心型のメディ
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