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2010年3月4日のブックマーク (3件)

  • ホスティングと似て非なる「国産クラウド」

    サーバーリソースをネットワーク経由で貸し出す「クラウド」を提供する動きが、日でも活発になってきた。こうした国産クラウドに対して、取材先からこんな疑問の声を聞くことが多い。「仮想化技術を使った単なるホスティングサービスではないのか?」。 現在提供されている国産クラウドは、筆者が把握しているだけで40近くある。そのほとんどは、市販品やOSS(オープンソース・ソフトウエア)として入手できる汎用的な仮想化ソフトを使って仮想サーバーを構築し、この仮想サーバーを月額課金で貸し出す形態である。仮想化技術を使っている点を除けば、提供形態はホスティングサービスそのものだ。 だからといって、国産クラウドは既存のホスティングサービスと「同じ」なわけではない。サービス内容を細かく比べてみると、クラウドはホスティングにはない特徴を持っていることが分かる。 拡張性や導入できるOS/ミドルウエア、障害時の対応に差 ク

    ホスティングと似て非なる「国産クラウド」
  • [指南役の提言]仮想化が普及し、プライベートクラウドへ向かう

    仮想化技術の利用が格化してきた。コンピュータリソースを抽象化することで様々なメリットが得られるからだ。仮想化技術をベースにブライベートクラウドを構築する事例も現れている。米ガートナーリサーチのトーマス・ビットマン バイスプレジデント兼最上級アナリストに、仮想化の進行状況やプライベートクラウドの課題を聞いた。(聞き手は森山 徹=日経コンピュータ) 仮想化技術がもたらす価値をどうとらえればよいか。 仮想化技術ITの近代化を促進する触媒だといえる。仮想化はサーバーの統合を促進し、電力消費を削減したり、サーバーの拡散を抑えたりできる。仮想化技術の導入を機に、オペレーションのプロセスが変わることがポイントだ。仮想化により、アプリケーションやサーバーのデリバリ、変更や機能追加のスピードが格段に上がり、すべてのプロセスの近代化が進む。 サーバー仮想化はどれくらい普及してきたか。 メインフレームの世界

    [指南役の提言]仮想化が普及し、プライベートクラウドへ向かう
  • クラウド移行時の懸念「セキュリティ」を払しょくせよ - @IT

    2010/03/03 米国時間3月1日から、セキュリティをテーマとしたイベント「RSA Conference 2010」が開催されている。今回は、クラウドコンピューティングのセキュリティ向上を目的とする業界団体、Cloud Security Allianceが会合を開催し、クラウドの脅威に関するレポートをまとめるなど、クラウドコンピューティング環境とそれを支える仮想化技術セキュリティが共通のテーマになっている。 3月2日の基調講演に登場した米EMCのエグゼクティブバイスプレジデント兼RSA Securityのプレジデント、アート・コビエロ氏は、「われわれセキュリティ業界は、クラウドコンピューティングへの移行という大きな変動を推進していかなけれはならない」と述べた。 同氏は、IT予算の実に3分の2が、新規の開発ではなくメンテナンスに費やされている状況に言及。クラウドコンピューティングはこの