会社員として仕事をしていると、「自分のやりたいこと」をやるのはとても難しい。自分のやりたいことと会社がやりたいことが一致すればそれに越したことはないが、組織のなかで自分の意見を通していくのはそれだけで大仕事だ。 とはいえ、「隙あらば自分のやりたい企画やアイデアを通してやりたい……!」という野望を抱いている方も少なくないはずだ。 しかしここに、それを本当にやりとおしてしまった男たちがいる。 当初はそんなに大きなプロジェクトでもなかったのに、うまいこと話を転がしていき、ついには1本のゲームを作り上げるまでに大きくしてしまった。 そうしてできたゲームが、この『COGEN: 大鳥こはくと刻の剣』(以下、COGEN)である。 COGEN: 大鳥こはくと刻の剣 本作は、そのプロジェクトの始まり方からして、「普通のゲームの作り方」をいっさいしていない。もちろん商業的な作り方ではないし、インディーゲームと
![それは、Unityの不良社員(?)とある開発会社の悪巧みから始まった──『COGEN: 大鳥こはくと刻の剣』開発陣に聞いた、普通の会社では信じられないゲームの作り方](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/98d5fb795f22fe5d755e7eceb0437c23673e4dc8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg-denfaminicogamer.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F03%2FCOGEN.jpg)