■「svchost viewer」は,サービス・プログラムの詳細を把握する際に役に立つフリーソフトである。 ■サービス・プログラムを起動する際の親となるsvchostについて分析し,どのサービスとどのsvchostが関連しているかを確認しながら,必要に応じてサービスを停止したり開始したりできる。
■「svchost viewer」は,サービス・プログラムの詳細を把握する際に役に立つフリーソフトである。 ■サービス・プログラムを起動する際の親となるsvchostについて分析し,どのサービスとどのsvchostが関連しているかを確認しながら,必要に応じてサービスを停止したり開始したりできる。
「ユーザー企業が必要としているのはどのようなシステムか」を定義した要求仕様書を,いかに適切に作成するか――IT業界における長年の懸案事項である。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は7月5日,この課題の解決を狙った「要求仕様定義ガイドライン」を発表した。システム開発に必要な情報を盛り込んだ要求定義書をどのように書けばよいかを具体的に示すことを意図したもので,「要求仕様書をいかに作るかという“how”に踏み込んだガイドラインは初めてではないか」と,JUASの細川泰秀専務理事は話す。まだ未完成の部分もあるが,ユーザー企業やベンダーの参考資料として役立ちそうだ。 要求仕様定義ガイドラインでは,要求仕様書の構成要素を,(1)(狭義の)要求仕様書,(2)概念データモデル,(3)入出力の定義,の三つとする。中核となるのは(1)。まず,システムに対する要求を「上位の要求」「下位の要求」という二つの
通信の世界では「セッション」や「コネクション」という言葉をよく聞きますが,明確に使い分けられていないこともあるようです。この二つはそれぞれ何を指すのでしょうか。 一般的にセッションとは,通信の開始から終了までを管理する一つの単位のことを指します。OSIの7階層モデルで言えば,第5層「セッション層」の機能です。端末の間でセッションができると,通信に使うアプリケーションがデータ転送可能な状態になります。 一方のコネクションは,そのセッションでデータ転送を行うための論理的な回線のことです。通常は第4層「トランスポート層」のTCP(transmission control protocol)での「TCPコネクション」を指すことが多いです。 一つのセッションに一つのコネクションしかないこともありますが,一つのセッションに複数のコネクションが存在する場合もあります。コネクションはセッションによって管理
データセンターにサーバーを預けると,手元にはサーバーがないという状況になります。会社のすぐ隣にデータセンターがあるのなら,サーバーのLEDが点滅しているか確かめる,ケーブルをつなぎ変える,バックアップ・テープを交換するなどの作業が必要になったとき,サーバーがある場所に出向いて作業することに不都合を感じないかもしれません。 しかし,データセンターと職場が離れている場合には,そうはいきません。ネットワーク越しに実施可能な作業なら問題ないでしょうが,リモートからでは実施できない前述のような作業が必要になったとき,サーバーがある場所に出向かなくてはならないのでは不便です。 こうした不便さを解消してくれるのが,監視サービスや運用代行サービスです。自分の代わりにシステムの稼働状況を監視したり,運用作業を代行したりしてくれます。多くのデータセンター事業者は,ハウジング・サービスやホスティング・サービスに
通常,Windowsのシステムでバックアップの対象とするのは,作成したドキュメントやメールなどのデータであることが多い。これらのデータをバックアップする手段はいろいろあり,多数のツールが市販製品やフリーソフト/シェアウエアを問わず公開・販売されている。一方,Windowsのシステムそのものをバックアップする製品は,「NTBACKUP」をはじめとするWindows標準のツール以外はあまり見かけず,しかもかなり高額なものが多い。 Windowsには,動作中のプログラムが常に存在する。このため,システムをバックアップするには,いろいろと難しい問題が発生する。中でも現在稼働中のシステムをそのままバックアップすることは,バックアップ・アプリケーション側からするとけっこう面倒な作業となる。 主流になりつつあるイメージ・バックアップが可能 こうした状況を踏まえ,近年ではWindowsシステムの有力なバッ
インタラクティブ・モード: コマンド・プロンプト上で「netsh」と実行してから,専用のプロンプトで対話的に設定を変更するモード。必要なコンテキストに移動してから,そのコンテキストの設定を対話的に変更する。 コンテキストとサブコンテキスト: netshコマンドは,広汎な設定項目に対応するために「コンテキスト」と呼ぶ設定のための名前空間をもっている。netshプログラム自身の設定をするnetshコンテキストがあり,コンテキストの配下にもコンテキストがある階層的な名前空間となっている。配下のコンテキストはサブコンテキストと呼び,Windows Server 2003 SP1の場合には以下のようなものがある。 (なし) netshプログラム自身の設定 aaaa IAS(RADIUS)サーバーの設定 bridge ネットワーク・ブリッジの設定 dhcp DHCPサーバーの設定 diag ネットワー
まずは,業務フローの例を見てみよう。UMLのアクティビティ図で書いたのが(図1)である。スイムレーンに役割を書き,上から下(または左から右)に向かって業務の進行を書いていく。かどの丸い四角形で示したアクティビティが業務プロセスに対応し,矢印で示したフローが業務の流れになる。「誰が何をするか」が明確になる。 よほど定型化されたものでない限り,業務とは複雑なものである。厳密に書こうとすると,業務フローも複雑になりがちである。しかし,分かりやすさを重視するなら,一つの業務フローに登場するアクティビティはせいぜい10~15程度にとどめるべきだ。 複雑なフローを表現したければ,一部の業務フローを別に切り出して,サブ業務フローとして記述すればよい。親の業務フローのある業務プロセスの内部が,サブ業務フローとなっているというように階層化する。 スイムレーンには顧客や営業担当など役割を設定する。「松山さん」
■グループ・ポリシーに関連するトラブルの復旧は,非常に困難な作業である。なぜなら,どのポリシーがトラブルを生じさせているのか,見極めること自体が難しいからだ。 ■トラブルを起こしやすいグループ・ポリシーは,[管理用テンプレート]に関連するポリシーと,「セキュリティ・ポリシー」であることが多い。その理由と,原因の見極め方やツール,トラブル復旧のテクニックを紹介する。 (2005年5月号「Windowsテクノロジ徹底解説」より) グループ・ポリシーはご存じの通り,Windows環境を管理するための非常に強力かつ柔軟性に富んだツールである。千を超える設定が標準で用意されており,ユーザーのデスクトップのロックダウンからソフトウエアの配布,セキュリティ・ポリシーの展開に至るまで,Windows環境のほとんどを制御できる。 もちろん,このようなパワーには副作用もある。グループ・ポリシーの運用と管理は複
NTTデータや富士通などITベンダー6社は2009年5月26日、非機能要求を決めるためのツール群「非機能要求グレード」を公開した。非機能要求とは性能や信頼性などで、システム要求のうち機能要求以外の要求すべてを指す。今回、これまで公開済みの三つをバージョンアップさせ、さらに「システム基盤の非機能要求に関するグレード表」が新たに加わったことで、ツールが一通り完成した。 グレード表は非機能要求項目のうち、特に重要で開発コストへの影響が大きい105項目について、発注者と受注者が早期に決定するためのツール。社会基盤を支えるシステム、企業の基幹システム、その他のシステムという三つのモデルシステムごとに、具体的な非機能要求の値が記載してある。これまでに公開されたほかのツールと併せて使うことで効果が高まる。 これまで公開した三つの成果物はユーザー企業のレビューの結果を取り込んだ。経済産業省が主催する非機能
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2009年5月25日,イーサネット方式のアクセス回線を使う企業向け通信サービスにおいて,物理インタフェースの最大速度まで利用できる新品目「バーストイーサアクセス」を追加すると発表した。NTTコムが提供する企業向け通信サービスのうち,広域イーサネットサービスの「e-VLAN」,IP-VPNサービスの「Arcstar IP-VPN」,インターネット接続サービスの「ビジネスOCN」,の3サービスのアクセス回線品目として利用できる。2009年7月1日から提供開始する予定。 バーストイーサアクセスは,インタフェース速度の10%の帯域で通信できることを常時保証し,大容量のファイルのダウンロードなど一時的に発生する通信量の増大(バースト)時には,インタフェースの最大速度で通信できるのが特徴である。NTTコムは「ユーザーの料金負担を抑えた上で,高速通信に対するニー
はじめまして,トゥワイズ・ラボの山居と申します。私は15年以上,SNMPを中心としたネットワーク管理ソフトウエアの開発に携わっています。市販製品の開発だけでなく,「TWSNMPマネージャ」というWindows用SNMPマネージャを1999年からフリーソフトとして公開しており,そちらで名前を知っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では,本連載で解説予定のsFlowとNetFlowに対応した「TwFMon」(フローモニタ)というソフトをシェアウエアとして提供したりもしています。これらのソフトは,弊社のWebページからダウンロードできるので,興味のある人はのぞいてみてください。 さて,唐突ですが一つ質問させてください。ネットワークを運用するうえで最も重要なことはいったい何でしょうか。それは,ネットワークを決してダウンさせずに快適に使い続けられるように「きちんと管理すること」です。ただ
比較的小さな規模のネットワークでも,サーバーの共有フォルダなどに保存されたファイルをきちんとバックアップしてデータを管理することは,ネットワーク管理者にとって非常に大切な業務の1つである。近年は,ハードディスクの容量が格段に大きくなっていることもあり,ファイル・サーバーの共有フォルダなどに保存されているデータのバックアップ先としては,以前のようにテープやMO/CD/DVDといったリムーバブル・メディアではなく,バックアップ用のハードディスクを使うケースが増えている。それに伴って,バックアップ・データの世代管理などは比較的容易になってきている。とは言え,やはりネットワーク管理者にとってバックアップは比較的負担の大きい作業になりがちである。 ネットワーク経由でデータをバックアップする データのバックアップに使うツールとしては,数多くの市販のソフトウエアが販売されている。これらをきちんと活用すれ
本連載は,Windows Server 2008の導入に必要な知識と具体的な方法を紹介し,読者が効率的に,確実に同サーバーを導入する手助けをする情報を提供するものだ。 第1回では,Active Directoryの移行について取り上げ,アップグレードの際に必要な情報提供を行った。今回からは連続して3回に分けて,Windows Server 2008の目玉機能の一つである「ターミナル・サービス(TS)」について取り上げる。ターミナル・サービスとは,リモート・デスクトップ接続によってサーバーに接続するクライアントに,仮想デスクトップ環境を提供するサービスである。 Windows Server 2008のターミナル・サーバーでは,アプリケーションの画面だけ転送する「TS RemoteApp」やHTTPSを使ってターミナル・サービスを使用する「TSゲートウエイ」のような新機能が追加されているほか,
若手を思うように補充できない中堅企業のシステム部門で,組織の硬直化が問題になりつつある。企業の情報戦略を担うシステム部門に欠かせないのは,情熱に満ちた若きITエンジニアだ。 「他部門に異動させてください」。L社のシステム部門を率いるBマネージャは,部下のK君からこう訴えられ,がく然とした。「このままでは,飼い殺しです」。2006年9月のことだった。 照明器具用の部品メーカーであるL社にK君が入社し,システム部門に配属されたのは4年前。経済学部を卒業したK君は,ITに関しては素人同然だった。だが,知識を吸収しようという熱意が強く,仕事の飲み込みも早い。システム部のメンバーは,そんなK君をかわいがった。何かと声をかけ,経験のないK君にもできそうな仕事があると,それを手伝わせた。 実際,K君はどんな雑用でも嫌な顔をせず,「勉強になります」と言って引き受けた。そうした謙虚な姿勢が上司や先輩エンジニ
Windows 7のコントロール・パネルを開くと,Windows Vistaのコントロール・パネルでは左側のペインに大きくあった「クラシック表示」がなくなり,そこには小さなアイコンだけが表示される形に変わっている(図1)。そして,この小さなアイコンをクリックしても「クラシック表示」には切り替わらない。「クラシック表示」にするには,右側に一覧表示された項目の中から「すべてのコントロールパネル項目」をクリックする。このアイコンは,Windows Vistaで「その他のオプション」と表示されていたものと同じだ。 もし「すべてのコントロールパネル項目」を表示した状態から,最初に表示されていたようなカテゴリごとの表示に戻したいときには,先ほど左側のペインにあった小さなアイコンをクリックする。 Windows Vistaと比べた具体的な違いはこれだけだが,実際の使い勝手としては違ってくる。Window
ハードディスクは一定の耐用年数があり,いつかは使用中に読み取りや書き込みのエラーが発生するもの,と考えていた方がよい。このため,ハードディスクの「健康診断」を実行するツールは数多い。たとえばメーカー製品の場合は,ハードディスクやメモリーのエラー・チェックをするツールが準備されていることが多く,Windowsが起動する前の画面(BIOS画面)などから,メニューで診断ツールを使える場合がある。また,Windows自身には「chkdsk.exe」など,ハードディスクに不良セクターがあるかどうかチェックするとともにエラー訂正を行うための標準ツールもある。こうしたハードディスク診断ツールを使用した経験のあるユーザーも多いことだろう。 また,最近のハードディスクには「S.M.A.R.T(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)」と呼ばれる,
人事システムの構築は社内の情報システム部に頼らず,人事部が独自に行っている企業は少なくない。それは業績評価,人事・給与データーといったマル秘情報が多く,システム部には依頼しにくいという事情による。これに部署間の確執が加わると,問題が大きくなる。しかし,社内のリソースは有効に活用してこそ意味がある。お互いの得意領域を認めた上で信頼関係を醸成すべきだ。今回は,社内の確執が原因で,暗礁に乗り上げた事例を紹介する。 本記事は日経コンピュータの連載をほぼそのまま再掲したものです。初出から数年が経過しており現在とは状況が異なる部分もありますが,この記事で焦点を当てたITマネジメントの本質は今でも変わりません。 T社は約20店舗をチェーン展開する地場のスーパー・マーケットである。高成長期には特別な戦略を立てなくても順調に業績を伸ばし,店舗も次々と増やしてきた。 しかしここ数年,事業環境は大きく変化した。
私は企業のIT企画部門の課長としてチームメンバーの文章をチェックしています。また,教育コンサルタントとしてビジネス文章を教えたり,国家試験科目の論文添削をしています。 異なる立場で非常に多くの文章を見てきたので,今では「どんな文章が駄目なのか」がよく分かるようになりました。ここから紹介するのは「よい文章を書く技術」です。 「よい文章」とは「駄目でない文章」 私は人に「よい文章を書くコツは何ですか?」とよく聞かれます。そのときにはいつも,「駄目な文章を書かないようにすることです」と答えています。 人が何をもって「よい文章だ」と感じるかどうかは,極めて主観的なものだと考えています。個人の受け止め方や感じ方に依存する部分が多いからです。 では,ビジネス文書でも「よい文章」を書かなくてはいけないのでしょうか。もちろん,それができるに越したことはありません。 しかし,どんな人でも「うまい」と言わせる
システム構築に関する契約書を作成したいが,どのように書けばいいのか分からない―。こんな悩みを解決する1冊だ。 ベースとなるのは,経済産業省が2008年4月に公表した文書「情報システム・モデル取引・契約書<追補版>」である(付録CD-ROMに収録)。この文書は契約書のひな型だけでなく,サンプルとなるドキュメントやチェックリストなどを含む。本書は,これらを使いこなすのに必要な情報をまとめたものである。
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