自動実行するタスクスケジュールは運用に欠かせない機能の一つですが、実行アカウントに Administrator が使われているケースが思いのほか多いです。 しかし、これは思わぬトラブルを招きます。 例えば、セキュリティの理由で Administrator アカウントを無効にすることがありますし、パスワード変更することもあります。 このような場合、スケジュール登録されたタスクは実行失敗になります。 また、ワークグループ環境だとスケジュール再設定する際にパスワードの再入力が必要なので、パスワードが必要以上に拡散されてしまいセキュリティリスクも高くなります。 実行アカウントにユーザーアカウントが必要なケースはほとんどありませんので、ビルトインアカウントである「SYSTEM」を使うのがお勧めです。 SYSTEM アカウントは管理権限を持っているので、管理権限が必要なタスクも実行可能です。 また、パ
何らかの理由でサービスを止めようとしても、「停止中」になってサービスが落ちてくれない事があります。 このような場合は、PowerShell でプロセスそのものを殺してサービス停止します。 プロセスを殺す場合は、kill(Stop-Process の Alias)でプロセス ID を指定するのですが、残念な事に、Get-Service ではプロセス ID が取得できません。 このため、プロセス ID は Win32_Service の Name で検索し、ProcessID を取得します。 これを PowerShell で書くとこんな感じになります # サービス名 $ServiceName = "W3SVC" # 該当サービスのプロセスIDの取得 $ID = (Get-Wmiobject Win32_Service | ? { $_.Name -eq $ServiceName }).Proc
書籍/雑誌でカット(ボツ)になった原稿とか、検証メモとか、雑記とか、Windows まつわる情報(ネタ? メモ?)をこちらにまとめることにしました。 Windows と言いながら、Windows 以外の MS のプロダクトも扱います。 こちらもボチボチ追加なので、コンテンツ更新が遅いって突っ込みはナシでお願いしますね ^^; サンプルコードや掲載内容の二次利用について Server Windows Server 2022 Windows Server 2019 Windows Server Insider Preview(RS3) Windows Server 2016 Windows Server 2016 Technical Preview 5 Windows Server 2016 Technical Preview 4 Windows Server 2016 Technical P
自動実行するタスクスケジュールは運用に欠かせない機能の一つですが、実行アカウントに Administrator が使われているケースが思いのほか多いです。 しかし、これは思わぬトラブルを招きます。 例えば、セキュリティの理由で Administrator アカウントを無効にすることがありますし、パスワード変更することもあります。 このような場合、スケジュール登録されたタスクは実行失敗になります。 また、ワークグループ環境だとスケジュール再設定する際にパスワードの再入力が必要なので、パスワードが必要以上に拡散されてしまいセキュリティリスクも高くなります。 実行アカウントにユーザーアカウントが必要なケースはほとんどありませんので、ビルトインアカウントである「SYSTEM」を使うのがお勧めです。 SYSTEM アカウントは管理権限を持っているので、管理権限が必要なタスクも実行可能です。 また、パ
前回は、PowerShell がどんな事に使えるのかの紹介と、PowerShell のライトな使い方を解説しました。 今から使う PowerShell http://www.vwnet.jp/Windows/PowerShell/2018022301/GettingStartedWithPowerSehll-01.htm 今回は、もう少し PowerShell らしい使い方を解説します。 PowerShell の基本操作 まずは、PowerShell を使う際に日常的に使う基本操作を解説します。 コピペ PowerShell Window に表示されている内容をコピーする場合は、コピーしたい範囲をマウスでドラッグして Enter でコピーします。 マウスのダブルクリックでも選択できます。 全体をコピーする場合は、「すべて選択」が便利です。 矩形選択する場合は、「行の折り返し選択を有効にする
Windows をインストールする時に、インストーラーがストレージデバイスを認識せず、別途ドライバーを読み込ませなくてはいけない事があります。 1台2台ならドライバー読み込ませてもいいのですが、台数が多いと大変です。 そんな時は、インストールメディアにドライバーを追加しましょう。 以下のものが必要です インストールメディアの ISO イメージ 展開したドライバー WADK(Windows ADK/Windows アセスメント & デプロイメント キット) WADK は Windows 8 / Windows Server 2012 以降の名で、Windows 7 / Windows Server 2008 R2 以前は、WAIK(Windows AIK/Windows 自動インストール キット)と呼ばれていました。 Windows 8.1 Update 用 Windows アセスメント &
Hyper-Vのネットワークはシンプルシンプルな構成ですが、Hyper-Vビギナーさんがよくハマるのもネットワークです。 これは、Hyper-Vが提供しているネットワークがどのようなコンポーネントで構成され、どのような役割を持っているのか、UI がどのコンポーネントを設定しているのかがよくわらない事が原因になっています。 (「TCP/IP って食べられるの?」って方は今回対象外ですので悪しからず) Hyper-Vを使いこなすための必須知識である Hyper-V ネットワークの基本的な仕組みを整理してみましょう。 Hyper-V ネットワークが提供するネットワーク コンポーネント Hyper-V のネットワークは「仮想NIC」と「仮想スイッチ」として提供されているのですが、Hyper-V ビギナーが陥りがちなのが「仮想NIC」と「仮想スイッチ」をごっちゃに捉えてしまう点です。 PC の NI
リモート コンピューターを PowerShell で操作するコマンドレットの1つである「Enter-PSSession」は、PowerShell のリモートデスクトップ版で、操作は対話型処理に限定され、戻り値をこちら側で取得することができません。 この問題を解決するのが「Invoke-Command」です。 Invoke-Command はコマンドやスクリプトをリモート投入し、結果をローカルに返すコマンドレットです。 「リモート投入」なので Enter-PSSession のように対話型処理はできませんが、バッチ処理が可能ですし、戻り値を得られるので、投入したコマンドの結果に応じて処理分岐することが可能です。 事前設定は Enter-PSSession と同じです。 簡単な使い方 まずは、リモート コンピューター上で dir c:\ を実行して、その結果を受け取ってみましょう。 投入するコ
同一構成のサーバーを展開する時には sysprep を使用しますが、sysprep をしただけだと mini setup の対話処理が入ってしまい展開にひと手間かかってしまいます。 オンプレで数台の展開であれば、この mini setup の対話処理はあまり苦にならないのですが、クラウド環境とかでスケールアウトするためのイメージ作りの場合は、このオペレーションが致命的に邪魔です。 クラウドベンダーがスケールアウト用の OS 環境初期化ツールを準備している場合もありますが、パスワードが初期化されてしまったりと要件に合わないこともままあります。 そんな時は、syspre の自動応答ファイルを自作します。 自動応答ファイルは、xml です。xml をチマチマと書いても良いのですが、Windows ADK(Windows アセスメント & デプロイメント キット)の Windows SIM(Win
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く