編集者とは何か? 出版社とは何のためにあるのか? 弱小出版社に勤務する編集者を主人公に描く、出版文化を深く考えるためのブラック・コメディ、最終話をお届けいたします。 ☆注意☆この物語は「フィクション」です。登場する個人名・団体名はおおよそ架空のものであり、実在のそれとはあまり関係がありません。 ●連載「重版未定」バックナンバーはこちら。 【おわりに】 川崎昌平です。2016年6月8日からスタートしたこの連載も、これにてようやく完結となります。スピンオフ企画などで今後も「漂流社」は登場するかもしれませんし、『重版未定』の続編がどこかではじまるかもしれませんが、ともあれ一旦ここで区切ろうと思います。3年間、コツコツと連載を続けられたのは、読者の皆様のおかげです! 本当にありがとうございました! で、『重版未定』完結を記念して……というわけではなく、私の近著『ぽんぽこ書房 小説玉石編集部』の刊行