イランの首都テヘラン(Tehran)で、国会を傍聴する女性(2007年11月14日撮影)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI 【3月10日 AFP】イラン国会(定数290)議員の任期満了に伴い、14日に投票が実施されるイラン総選挙では、改革派の候補者が数百人規模で「不適格」とされたことから、投票を待たずしてイスラム保守派の優勢が予測されている。 欧米諸国による批判をかわすためにイラン政府が期待する高い投票率が得られるかどうかは微妙だ。 現在の保守派の優越性に挑戦を突きつけようとした改革派の試みは、保守強硬派の護憲評議会が立候補資格審査段階で改革派を数百人単位で不適格としたため阻止された。 今回の総選挙の背景には、都市部の貧困層が大きな打撃を受けている2ケタ台のインフレがある。しかし保守派が支配する現議会では、これに対する反発は見込まれない。 改革派の中心にある改革派連合の議員の1人は