35ミリフィルム上映にこだわった「三鷹コミュニティシネマ映画祭」が23日から4日間、東京都三鷹市下連雀の三鷹産業プラザで開かれる。今回が2回目。イベントには、かつて三鷹にあった名画座を懐かしみ、「昔のように三鷹で多様な映画を気軽に観られるようにしたい」「将来的に名画座を復活させたい」との願いが込められている。 昭和50年代まで都内には、往年の名画が低料金で観られる映画館、いわゆる名画座が数多く存在していた。三鷹オスカーもその1つで、監督や女優などこだわったテーマで上映していた。しかし、ビデオという時代の波には勝てず、平成2年12月に閉館した。 現在、市内には映画館がなく、当時を知る人たちの間には「三鷹オスカーみたいな映画館がほしい」との思いが強い。21年12月に市民の有志が「三鷹コミュニティシネマを夢見る会」を設立。三鷹の活性化に取り組んでいる第3セクター「まちづくり三鷹」とともに22年3