イラン海軍がホルムズ海峡(Strait of Hormuz)で行った軍事演習で発射した地対空ミサイル「カデル(Qader)」(2012年1月1日撮影)。(c)AFP/JAMEJAMONLINE/EBRAHIM NOROOZI 【1月5日 AFP】大統領選の年を迎えた米政界周辺で、関係が緊張しきっているイランと戦争になる可能性に言及する発言が盛んに発せられている。 対イラン開戦論は米国内ではしばしば現れては消える話題だが、さまざまな条件が重なっている今回こそは、必然であれ偶然であれ「戦争が差し迫っている」との悲観的予測が米政界に広がっている。 ■強硬論の共和党タカ派、武力行使に慎重な軍 イラクのサダム・フセイン(Saddam Hussein)旧政権を「差し迫った脅威」だと声高に主張し、早急な軍事行動の必要性を説いた共和党タカ派の論客たちが今回も、民主党のバラク・オバマ(Barack Obam